ハーバードビジネスレビューのサイトに掲載されたてほやほやの論文。(2020年5月29日)
タイトルがキャッチーだったので思わず読んでしまった。
この2ヵ月のHBR、新型コロナウイルスの危機にどう立ち向かうかをずっと特集し続けているのですが、本論と一切関係ないところで一言いいですか?
こんな短時間で論文を量産できる研究者、マジすげーな!
いや、本気のリスペクトな。
で、その中でもとびっきりタイトルがキャッチーだった1本がこれ。
1)従業員と直接話そう
そして、彼らのためにできることがないかを尋ねるべし
今求められているリーダー像は、権威型ではなく、サーバント型のリーダーシップですと。
2)従業員が自分のパーパスを見つける手伝いをしよう
特に在宅勤務になって、職場の仲間とも顧客とも切り離されて、強引に新しい環境に放り込まれれば、否応なく、もっと人生のより根源的なことに向かい合わざるを得なくなるもの。
仕事に対する考えが何か変更がないか、自分のパーパス(存在意義)について考えていることがないか、そのためにリーダーに何を求めるのか、今後の可能性も含めて対話をしていきましょう。
3)この機会に従業員にジョブクラフティングを促そう
従業員一人一人に、本人の考える強みや興味関心を掘り下げたうえで、新しい働き方でその強みをどうやって生かせるのかを一緒に考えていこう。
そして、将来、どのようなプロセスで新しい働き方で、強みを生かしたキャリアを築いていけるのか、個々人の独自の観点でチームにどう貢献していけそうかを考えていくことで、仕事が一層楽しくなるはず。
この3つがなぜ重要か。
それは、在宅勤務がスタンダードになり、働く時間と場所の縛りから一気に自由になったこと。
これを良いチャンスとして、従業員が自分らしくのびのびと働ける自由を与えて、才能を発揮してもらうのです。
ま、こうやってまとめると、なんぞ当たり前のことを?
ということばかりなんですけど、とはいえ自分のチームにこれどこまで意識的に働きかけできているかというとはなはだ怪しい人は多いと思うのですよね。
ちょうど、あともう少しで、激動の四半期が終わりますし、なんなら切れ目なんか意識しなくっても全然よくって、ぜひ日常的に周囲の人々と対話の機会を作るといいと思います。