手術前日 | 22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

21歳でがんになり、手術で摘出後、1年後に再発を宣告されました。
今までの経験や感情と、これから始まる闘病生活について記録していきます。


あっという間に手術前日です。
全然ご報告できていなくてごめんなさい。


世界中で、日々、夥しい数の命が落とされて
医療の現場も経済活動も大混乱の最中、
改めて 普通の日常を送ることのできる
尊さを感じるわけですが、


明日が過ぎたら より一層
その気持ちが強くなるのかな。


再発が分かってからここまで、
いろんなこと考えてきました。
今までとは違う角度で
病気と 人生と向き合ってみました。


精神論でも 綺麗事でもなくて
もっと戦略的に、
胸腺腫と共に生きていかなければ
ならないなと思いました。


なんとなくここまで
2.3年のペースで再発していて、
今回が最後だって
今度こそ信じたいけど、

前回だってそうやって信じていたけれど
あっけなく再発したわけで。


だから、
賛否両論あるかもしれないけれど、
きっとまた3年後に再発する、
そういう前提で生きることにしました。



3年後、30歳。
30歳までにやりたいこと、
全部やろって。


そこらへんはまた
手術が無事に終わったら書きます。






あと、何考えたかな。
やっぱり書き留めないと忘れてしまうな。


子ども産めるのかな、とか。
妊娠中や授乳中、CT撮れない期間に
再発したらどうするのかな、とか。
治療と生活を天秤にかける日が
くるのかな、とか。

産まないほうがいいのかな、
じゃあ何のために今治療するのかな、
何のために生きるのかな、
誰のためにも生きない人生の方が
やっぱり楽なのかな、とか。


いろいろ考えて、
考えることをやめたこともあるし
答えがわからないまま、
悩み続けていることもあるし。


周りから見たら、
私がこんな悩みを抱えてるって気付く人
誰1人いないんじゃないかな。

それはつまり、
人それぞれ 見えないところで
いろんなものを背負って
生きてるということなんじゃないかなぁ
なんて思います。





あとはですね、
今日 術前の説明に両親も同席したんですが、

CTには映らない1cm未満の播種が
複数出てきた場合どうするのか。
もう一度抗がん剤という選択肢はあるのか。
という母の質問に対して、

「あれは本当に辛かった。
本当に本当に辛かったよね。
あの抗がん剤は、とてもきついから。」
って先生。


あぁ、そっか。
やっぱり辛かったんだ。
辛かったこと、認めてもらえるんだ。
って 涙がポロポロ溢れてきて、
5年前、最後まで抗がん剤続けれなかったこと
心の奥でどこか後悔していたし
あの時耐えていたらって
振り返ることもあるし
だから 先生の口からその言葉が聞けて
すごく すごく救われたな。




いろいろ思うところはあるわけですが
明日 麻酔から目が覚めたら
そんなこと考える余裕もないくらいの
激痛に耐えなければいけないのです。
なんだかまだ実感が湧かないけれど。


さあ、気合!
おやすみなさい!