遊鬱@ripplemirror「二十一世紀の若者論(小谷敏編)」読了ー若者論読まなくなって久しいが読んで損した。サブタイが「あいまいな不安を生きる」という時点で嫌な予感しかなかったが、同書内で触りだけ書かれている社会問題の心理化した診断に対する異議を軽視しすぎ。非正規、奨学金、犯罪率やら具体的な不安を語れ!
2017年07月02日 19:35
遊鬱@ripplemirror承前)「若者論」が語られる場が無くなったこと、論壇(誌)の消滅、新書バブルの崩壊による俗流若者論本の激減も、往時問題視していた側からすれば疑似問題の消滅ですから慶すべきことに過ぎないが、未だに社会学的言説がメディアの寵児だった頃にすがりつくような言説を開陳されても萎えるだけ。
2017年07月02日 19:39
遊鬱@ripplemirror承前)前著はまだ各種統計言及があった気が…(若者の)底は抜けず老人の凶悪化が語られ、ファスト風土や郊外論は今となってはお花畑で今や限界集落(転落防止)が喫緊の課題となり、学力低下論も各種国際調査で消滅、奨学ローン問題に―。要は世代論ではなく人口(動態)論が本丸だったに過ぎない。
2017年07月02日 19:45
遊鬱@ripplemirror「40代一人暮らしが日本を滅ぼす」ってAIの口を借りれば何でも言っていいのか、あるいは逆にAIに言われるまでもなくわかっているというのか、指摘の受け止め方の方が興味ある。#AIに聞いてみた
2017年07月22日 19:34
少子高齢化社会において朱鷺と同様に保護(増産)対象に過ぎない「若者(論)」よりは、「老人論」で炎上したほうがマーケティング的には美味しいのではないかと思う今日このごろ―。妄想で語った凶悪化も、モラルも、教育も、健康も、家族問題etcリアルな「問題」として語るネタは山のようにあるはずなのに。「不良債権としての団塊」「あと30年で日本は甦る」「楢山節考再考」とか今のうちに©とっておきたい気分。
犯罪をどう防ぐか (シリーズ 刑事司法を考える 第6巻)
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冒頭にテーマとして掲げられている「情けは人の為ならず」が皮肉として効いている。まさに同箴言が誤用されているように、犯罪(治安)論は、現実ではなく虚構に基づいて語られることばかり。それでも治安と体感治安は別問題であるという理解、治安悪化が語られること自体がなくなったその事自体が我が事のように嬉しい。そしてそれはただただひとえに同書責任編集の任に当たられている浜井浩一教授の力によるものといって過言ではない。、90年代後半から00年代半ばまでの狂気の言論を今、冷静に振り返り、そしてこれからをさまざまな角度から分析する。
(ピナル)ポピュリズム犯罪政策を過小も過大評価もすることなく「あすの会」の歩みによって整理した数章および、刑罰の効果(特別予防)を検証した1章がオススメ。死刑判決や、執行に犯罪抑止効果があるのか、重罰化があるのか、失業率があるのか―。あと足りないのは、体感治安と同様に体感刑罰感(実際より重い刑罰と、軽いイメージの誤差)に関する議論。法家思想から直近なら飲酒運転を巡る言説などは一顧に値するかと。
「人は一人でも反省は出来るが、一人では更生できない。」素敵な言葉だ。
「1968」を「雑誌」をコアに前と後ろに拡張した本。コンパクトだが面白かった。この本で「マルクスみかん水」という言葉を初めて知って一発で気に入った。
角道を開けたままの振り飛車に未だに抵抗感あるわたしは旧世代(当然ゴキ中は指せない)―。