で,
た~ぴんに靴下をはかせ続ける私なのですが,
だんだんその回数も減ってきました。
少しずつ,少しずつ・・。
根気よく・・・。
でもやっぱり
「あ~あ」という気分にもなるわけです。
「あのさぁ,た~ぴん,こんだけお母さんが手伝ってあげてるんだから,
お母さんが年をとったらいろいろヨロシク頼むよ。」
制服のシャツをようやく着終えて,
ズボンをはいたけれど,そこからぐだぐだになって
またベッドに横たわってしまったた~ぴん。
私の言葉に反応して顔をこちらに向ける。
シャツの裾をズボンに入れるよう,
た~ぴんの手を導いてやりながら
例によって靴下をはかせながら
「お母さんが動けなくなったら
おむつの交換,よろしくね。」
と言ったら,
ぼよ~んとしていた表情が一気にびしっとなって
「じゃ,こうしよう。
お母さんをトイレに住ませてあげるよ。
お母さんの部屋はゴージャスなトイレ!」
このひらめきに,脳が活性化したらしく
その後の支度は,比較的スムーズに・・・って
それはいいんだけど,
私の老後はこれで安心なんだろうか。