妻にはいつも綺麗でいてほしい | 合掌

合掌

俺の生存記 

働き出してからのアイツは。
いきいきとして何だか綺麗になった気がする。

仕事はどう?順調?そう聞いた俺に。
アイツは瞳をキラキラさせて答える。
「子供絡みじゃない人間関係って新鮮!
週3日でも、働いて自分でお金を稼ぐってことがすっごく嬉しいんだよね。」
そしてその後に言ったアイツの言葉に俺はジーンときたのだ。

「久し振りに働いて、働くことの大変さを思い出したよ。
konちゃん、毎日ありがとね!」
俺はこの言葉だけで。
飯を3杯食えるぜ!!(笑)
俺の方こそ。
育児に家事に仕事まで。
毎日ありがとな!!

仕事は楽しい?って聞いたら。
アイツは思い出し笑いをして。
こんな話しをしてくれた。

職場には50代と思しき男性社員が3人いて。
一人はごま塩頭。
もう一人はバーコード。
最後の一人は植毛(本人談)
という毛髪にクセのあるその3人が。
アイツをとっても気に掛けてくれるのだという。

アイツが一言「あの・・・」と言えば「どうしたの!」と駆けつけ。
「あれ?」と言えば「大丈夫!?」と飛んできて。
何かと助けてくれるのだそうだが。
アイツに引継ぎをしている女性社員はその3人の様子を見てこう言った。
「入れ替わり立ち代わり皆さんはChoo Choo TRAINですか?」
その途端アイツの頭の中で毛髪にクセのある3人組が。
音楽と共にグルグル回り出しては。
しばらく思い出し笑いが止まらなくなったと言った。

楽しく働いてる様子が見て取れて安心した。
ところでその職場はおじさんしかいないのかって聞いたら。
おじさんは所長とその3人だけで。
若い人が多いよって言うではないか!
なぬ!?

キミが綺麗になっていくのは嬉しい事だけど。
キミが誰かに奪われやしないかと俺は気が気ではない!!
これはアイツに悪い虫が付かないように。
おじさんトリオに精々Choo Choo TRAINして貰わなければ!!
頼むぞっおじさん。
頼んだぞっ毛髪トリオ!!



南無妙法蓮華経
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