普通のスイングは、2プレーンの2レバーです。
2プレーンの定義は、ちょっと曖昧ですが、僕の知る限りでは、
・「ヘッドの通るプレーン」と「手の通るプレーン」が違うので2プレーン
が、最も一般的な定義かなぁ。
ハンドダウンして構えてテイクバックしていくと上記の2つのプレーンは必然的に異なります。
で、モー・ノーマンやブライソン・デシャンボーの様にハンドアップして、手の通るプレーンとヘッドの通るプレーンを同一にしてしまうと、1プレーン(シングルプレーン)となります。
全日本シングルプレーン研究学会の正会員は程度の差こそあれ、このシングルプレーンで各自のスイングを磨いています。
しかし、このシングルプレーンの中でも、ほとんどのゴルファーは2レバーです。
2レバーとは、スイングの中で、腕(肩から手)とクラブ(グリップからヘッド)がそれぞれ独立のレバー(まあ「棒」ですね)として動きます。
レバーの切り替わりは手(or 手首)ですので、スイング中に手首をジョイントとして2つのレバーつまり上腕とシャフトの角度が変わる、ということです。
2レバーの利点は、手の移動(回転の移動)に加えて、手(手首)を中心としたクラブの回転運動が加わるので、その分ヘッドの移動距離が長く取れ、加速する時間的余裕が生まれてヘッドスピードを上げることが出来ます。
テイクバックで、コックしてヘッドを手より大きな角度で飛球線と反対方向に移動させ、ダウンでは手を飛球線方向に回しながら、かつコックを解く(アンコックする)ことで、手の動きより大きな(速い)角速度でヘッドを移動させてインパクトに持っていくことで、ヘッドスピードが上がります。
僕の考察では、HSに寄与する要因は、肩の回転と腕の振りが7割ぐらい。このコック~アンコックによる効果が2割ぐらい、さらにシャフトのしなり戻りによる効果が1割ぐらい、と思います。(かなりおおざっぱですが)
ジャック・カーケンダルの書いた「新ハンマー打法の驚異」では、HSに寄与する要因は、
・体の横への動き:1.5%
・体の回転運動:4.5%
・腕の動き:18%
・リストコックを解く動き:76%
となってるんですけど、これ明らかにおかしいです。
なぜならば、、。僕はコック、アンコックを一切しません。ドライバーのスーパースローを見ても、コック&アンコックはほとんど起きてません。
先日のラウンドでの連続写真を見てもらえば一目瞭然。
もちろん機械じゃないので、若干は手首が曲がってますけど、それは曲げてるんじゃなくて、スイングの加速度に負けて若干曲がってしまっているだけです。
ちなみに、ヘッドの移動距離を稼ぐためにトップで肘を曲げています。ぱっと見少しコックしている様に見えると思いますが、左手首とシャフトの角度は極力キープするようにテイクバックしています。
これで、コック&アンコック(ほぼ)無しで、48m/s ぐらいは出せますから。ジャックの計算が正しければ、僕の限界が 50m/s だとして、コック&アンコックを使わないと、12m/s しか出ないことになります。そんなバナナ。笑。
肘から先ヘッドまでを棒で結んでも(つまり絶対にコックをできなくしたとしても)、体と肩を回しさえすれば、30m/s 以上では余裕で振れる自信があります。笑。
長くなったので、レイアップします。笑。
--- 続く ---
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