三橋貴明氏の講演会での質問 | フラクタルの森 玄明 陰陽学  

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昨日、岡山市での講演会に参加し質問させてもらいました
私は、口下手で頭の回転も悪く手短に質問内容をまとめることが出来なかったので、反省も含めてまとめなおしてみました。
おおむね言いたかったことは言ったように思いますが、長くなってしまいひんしゅくを買ってしまったようです。
しかし、これでも長いし質問というより言いたいことを言っている感がぬぐえないですね。

 

 

 
三橋先生は、この資料の冒頭にも書かれているように
政府の目的は、経世済民(「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」)だとされているし、
政府のやるべき仕事に対して正論を述べられているので
このところは理解されていると思っていましたが
最初に、企業の目的は利潤追求だと言われたことに正直言ってショックを受けました。
 
わたしは、それは間違った認識であり
この間違いこそが財務官や経済学者がいろんな場面で愚かな判断をされる元凶だと思っています。
 
世界は、陰と陽で成り立っていると言われることがあるように
物事は、両面で見る必要があると常に考えています
その陰陽で考えるなら
『企業の目的は、社会貢献であり、結果目標として利潤追求がある』が正解であり
政府に関して言えば
『政府の目的は、経世済民(社会貢献)であり、結果目標としてGDPの追求がある』
と考えるべきだと思いますが、先生はこれについてどう思われますか」
 
 
私のフラクタルの森の原点、
世の中が蛇行しいろんな不幸なことが蔓延している原因は
物事の両面を見られない所にあると考えています
 
「世界は、思いと行いで成り立っています」
その思う部分と行う部分が、
目に見え易い具体化の所ばかりが注視されて結果主義の世界となり
その原因部分は見えにくいために無視されがちです
そうして、本来の目的である「お役に立ちたい」という
純粋な「思い」がないがしろにされる傾向があります
 
企業の目的が利潤追求とした考えが世間の常識となっていると
利潤を上げなければ意味が無いことになります
これだとちょっと勘違いしただけで簡単に非合法な手段をとる可能性が有ります
 
利潤を上げる簡単な方法は他者が積み上げたものを奪う事です
この因果関係の上にあるのが
財務官僚たちの、税金をとれるところから取ろうというような考えになります
まるで、強盗のようなことが平気でやれることになります
税金を集める目的も、本当は経世済民であり社会貢献のための手段として有るのに
省内で結果主義が蔓延し、両目で立体的に見ることが出来なくなってしまうのです
 
この目的と目標は、陽と陰の関係であり常に意識して両目で見なければなりません
 
尊敬する三橋氏の認識が、まだ、そのあたりにあったことがショックでした
ネットで拝見していて時々それは違うんじゃ無いかという意見もありますが
その原因は、おそらくこの辺りにありそうです。