雨かんむりから発想するストーリー | 作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

公募受賞する作品。売れる作品を量産できるプロ作家を養成しています。
誰でもすぐ使えるストーリーの教科書とレシピで3年でプロデビュー。ここではそんなストーリー構築の発想法を紹介。原則的に受講生対象。

たとえば「雲」の「云」、「雪」の「ヨ」、「雷」の「田」、「電」の「甲」など、「雨」と組合わさる文字でもストーリーは作ることができるというお話をひとつ。

 

たとえば「雲」は「雨」と「云」という文字ですね。

「雨」は文字通り雨で、上空にある水蒸気のかたまりで、その下に「云」という文字がある。

 

「雨」あるいは水蒸気が何を「云」うんだ?

と思いませんか?

 

実は「云」は「気流」という意味で、流れている状態の「象形文字」なんですね。

 

話すという意味の「云う」というのも、ことばの流れという意味があります。

 

ですから、「雲」は水滴の下に気流があるという意味になります。

 

さてストーリーは必ず「始まり」から「終わり」に向かって移動するという法則があります。

 

「雨」に始まり「気流がある」で終わる物語。

あるいはその逆も物語を作るヒントになるわけです。

 

書くネタがない。

それは作家としての詭弁です。

 

物語は無尽蔵に作ることができるのです。