艶夜の夢 | The Lilies And Roses

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Laylaの完全自己満足&文章力UPの為の修行場です(´∀`)

 

 

「Bubble Shower」ピコ様の記事 「勝手に蓮キョde胸キュン辞書」の
「7.顎くい」と、ピコ様命名「唇すぅ~」から むくむく妄想です(*´ω`*)
 

 

 

 

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※成立後三か月くらいの設定です。それではどうぞ






艶夜の夢 
~あでよのゆめ~



“俺の人生に 光も影も 存在しない”

“限りなく 現在(いま)この目に見える未来図は”

“輝きに満ちている”――…。





前に進もうと思った――…。

もう過去の闇には囚われずに……。


そう決心をした俺は…愛しい君に“愛の告白”をし、

とうとう輝く“未来図”を本当に実現する事が出来た――…。


* * *


それから二人で会う事が出来た日には 実現した幸せを確かめるように君を抱き締め、そっと唇に優しく…触れるだけの甘いキスを交わしていく――…。

純情な君はたったそれだけで頬をさくらんぼのように紅く染めて俯いてしまうけれど…

そんな風に俺を“男”だと意識して緊張してしまう姿もとても可愛らしくて――…。

君への…溢れ出す愛しい想いを耳元で囁きながら、ふんわりと抱き締めたまま…君の柔らかい髪をそっと優しく撫でていく。

それだけで
俺の心は最高に満たされ…幸せを感じていた……。






………筈だった…。

…その状態から二か月が過ぎ、俺の中の“男の欲望”が本能的に膨らんでいくのを抑えられない…と感じるようになるまでは――…。



付き合い始めの頃は抱き締めて…啄むような優しく甘いキス。

それが愛しい君と“恋人”として出来る。

たったそれだけでも俺の心は満たされていたのに――…。





…もっと……。

…もっと君にたくさん触れたい…。

今すぐにでも…君の温もりを直接肌で感じ愛し合いたい……。

どうしようもない程に君の事を愛しているから…それは自然な事。




潤った…君の瑞々しい魅力的な唇。

首から鎖骨にかけて見える…透き通るようにきめ細やかな肌。

スラリと伸びた美脚から腰までの柔らかで綺麗な細い曲線。

鼻腔をくすぐる甘い香りには溺れそうになって――…。




何処をどうすれば感じるのか…感じやすいのか…と

啼.かせてみたくて堪らない衝動に駆られていく――…。




もっと深く…情熱的に愛し合いたくて……。

包み隠さずに君の全てが知りたくて……。


暴いて…ひとつに…とろとろに蕩け合ってしまいたい――…。

俺の本能が…全身で愛する君を欲して…疼.いて…堪らなくなっていった――…。


* * *


だけど純情な君を…俺の欲.望で一方的に抱いてしまうような事だけは絶対にしたくなくて……。

君にとっては全てが“初めての行為”であって…不安な事も多いだろうから、気持ちの準備が整うまで…ちゃんと待っていてあげたいと思い…必死に今日まで我慢して来た…。



最高の思い出になるようにしてあげたい…という思いも強かったし、
それでなくても…女の子の“初めて”はとても痛いらしいから――…。




でも…もう付き合い始めてから三か月になる――…。

どれだけ深呼吸をしても…衝動はこれ以上抑えられそうに無い。

もう限界なんだ――…。

狂ってしまいそうな程に深く…深く君の事を愛しているから――…。




“だから今夜は どうしても君を抱きたい”




食事も片付けも終わり、リビングのソファーで“精霊や魔法”が登場するファンタジー映画のDVDに釘付けになっている君の横で…俺はそう考えていた。


また…がっつくなんて事はせずに、少しでも優しく感じさせてあげる事が出来れば…と 頭の中で理想を何回も描いていった。

…必死に余裕のある男を隣で演じながら――…。




* * *



『あっ…ほらっ見て下さい…!あの氷の精霊、素敵でしたねっ!!』

「……うん…。そうだね――…。」

そして映画が終わり…エンドロールの端に映った氷の精霊に向かって はしゃぎながら伸ばした君の手を、俺はそっと握った…。
包み込むように優しく…そっと…。

え…?という表情で俺の事を上目使いで見つめてくる君に…ゆっくりと顔を斜めにしながら近づけていき…いつも通りの優しいフレンチキスを落としていく。

すると相変わらず頬を紅く染めて…恥ずかしそうに君は俯いてしまった。

「………………………。キョーコ…顔…上げて?」

『………は…恥ずかしい…です……////』

「だけど…俺はもっと君の可愛い顔が見たいんだ――…。」


『……………………………………。』

俺がそう言っても…君は俯いたまま顔を隠し、どんな表情をしているのか見せてくれようとはしない。

“今夜はどうしても愛し合いたい”

俺が心にそう決めていても…肝心のキョーコにその意思が無かったら…その行為自体に意味は無い――…。

君が俺と“愛し合う行為”について…本心では今どう考えているのかが知りたくて…

俯いたまま表情が見えない君の顎に指を添え、くい…っと顔を少し強引に俺の方へ向かせてみた――…。

『……敦賀さ……っ……///』


すると観念したのか
潤んだ君の大きな瞳が紅く可愛らしく頬を染めたまま…愛おしくてどうしようもない熱い眼差しで、じ…っと俺の瞳を見つめて来た――…。

そんな君の…情熱的で艶やかな表情を見た瞬間、“今夜はいけるかもしれない”と…俺の胸の鼓動が一気に高鳴った。

潤いのある魅力的な君の唇を…愛しくて堪らない熱い目線で見つめ…顔を近付けながら、君の下顎を親指でくい…と押してみる。

その瞬間…押した勢いで僅かに開いた君の口に舌を差し入れ…情熱的に絡.め合う濃.厚なキスをし始めた――…。

まだあまり慣れていないその濃.厚で深いキスに いっぱいいっぱいになりながらも嫌がる事は無く…たどたどしくも受け入れてくれる君。

息継ぎの度に 君の甘い吐息が色っぽく漏.れ…胸元の俺のシャツを必死に握り締める君のその行為に煽.られて俺の理.性は吹き飛びそうになり、一度 唇をゆっくりと離した。

頬を紅潮させ、呼吸が乱れたままの君が少し落ち着くまで…優しい手付きでそっと…そっと頭を撫でていく。




「………………………キョーコ……。」


そして再び君の本心を見逃さない為に…君の顎にしっかりと手を添えて くいっと自分の方に向かせた状態で瞳を合わせて俺は自分の中の熱い想いを君に囁き始めた。




「…今夜…君を…抱きたい――…。」



キョーコの大きな瞳が…動揺したのか一瞬見開いて俺の瞳をじっと見た後に…今度は恥ずかしくて堪らないといった表情で潤み出した瞳を伏せ、下を向こうとする。


俺はそんな純情な君の…顎に添えている自分の指に少し力を入れ、顔を逸らせないように固定した。

「…キョーコ……?恥ずかしいのは分かるけど…俺達にとって…とても大切な事だから…目を逸らさないでちゃんと俺の話を聞いて…?」

すると…俺の言葉に瞬きをする事で頷いた君は、潤んだ瞳で色気を帯びた女性の表情をしながら…俺を見つめ出した。

心臓の鼓動が煩くて…理.性が飛びそうで本当は全く余裕なんか無いけれど…君に不安を感じさせたくなくて…何とか必死に“優しく紳士的な敦賀蓮”の仮面を被る。



「…キョーコ……。 君の全てを…俺のモノにしたいんだ……。」


「君を…どうしようもないくらいに…愛しているから――…。」



真剣な眼差しでそう言うと…君の潤んだ瞳から…一滴の
涙が静かに零れ落ちた。

…これは…不安の涙…? それとも…感激のしるし――…?

君の頬に伝った涙をそっと優しくキスして拭い取り…溢れ出して止まらない君への愛を更に伝えていく。



「…愛してる…愛してるんだ……。キョーコが欲しくて堪らない……。」

「…だから…今夜は…肌を重ねて…君と愛し合いたい――…。」



君の事を愛し過ぎて…返事をちゃんと訊く前に行為に及んでしまいそうで…俺は一瞬 君の艶やかな瞳から視線を外した。

その視線の先に見えたリビングの大窓に鮮明に映った自分の表情は…愛おしくて…おかしくなってしまいそうな程に君に焦がれ…求めてやまない男の表情だった――…。

…俺は…そんな表情してたのか――…。





「…キョーコは……どう思ってる…?まだ…怖い…?」

「君にとっては…未知の事だし…。キョーコの今の気持ちを正直に教えて…?どんな思いでもいいから…本音が知りたいんだ――…。」


顎を抑えていない方の手で…落ち着かせるようにそっと優しく…何回も繰り返し柔らかい君の髪を撫でながら、恥ずかしがり屋の君が口を開いてくれるのを焦らずにゆっくりと待ってみる。


『………………………///』

『………………………あの…』

「……うん…。大丈夫だよ……。言ってごらん…?」


相変わらず俺は君の顎をくい…っと上に持ち上げたまま顔を逸らせないように固定していた。

この先の俺達にとって…とても重要であり、君が今から話してくれる事が…無理をせずに本当に本心で言っている事なのかどうか見極めたかったから――…。



『………………………。不安で…怖いです…けど…でも…』

「……………でも…?」

『………………私も…抱かれたい…です…////



「………………………。キョーコ…それ…君の本心……?」

『…………………はい///



「……………………っ」

ぼそぼそ…と恥ずかしそうにしながら…それでも…本心でしっかりと“抱かれたい”と真面目にそう君が応えてくれた事があまりにも嬉しくて…俺の理.性はもう限界を超えた。

夢中になって…舌を絡.め合う濃.厚なキスを何度も激しく交わしながら、少しずつ君をそのままソファーに組み敷いていく。

……………んっ…あっ…

甘い吐息が君の唇から漏.れ…その色気を帯びた君の声に反応して…俺の身体の中心に情熱的な愛の熱が集まっていった――…。

しかし…全身を可愛らしく真っ赤に染めた君は俺の行為に抵抗し出し、両手で俺の唇を押さえ…潤んだ瞳で俺の瞳を見つめる。



「………………………。キョーコ…?」

『……………あ…あの…待って…下さい////』

「…………………うん…?」

『………………………お風呂……。』

『………………………。先に…お風呂…入らせて…下さい…////


「………………………!」

必死に潤んだ瞳でそう俺に訴えてくる君の姿に…俺は我に返った。

組み敷いていた君をそっと優しく起き上がらせ、君の額に自分の額をこつん…と合わせて目を瞑り、男の本能を何とか抑えながら君の耳元で囁く。


「………………………。そうだね……。」

「…ゆっくり入っておいで……。俺は…トレーニングルームの方のを使うから――…。」


こくん…と可愛らしく頷いた君はパタパタと早足で俺の元から風呂場の方へ向かっていった。そして同時に俺は深く反省をする…。


「…何…がっついてんだよ…俺――…!」

「…あの子は“初めて”なんだから…最高の思い出になるように…って…色々と考えていた筈なのに……っ」


前髪を両手で掻き上げ 深く…深呼吸を繰り返し、
ソファーに身を委ねて そのまま暫く真っ白な天井をぼーっと見つめていた。

「…………………………………。」

もうさっきみたいに強引な事はしないように…と自分の心に何度も深く言い聞かせ
なから――…。




その後は自分もキョーコとは別の方のシャワールームへと向かい、冷静でいられるように冷たいシャワーを浴びた。

そして、心を落ち着かせながら寝室の…運命の扉をゆっくりと開いていく――…。


* * *


バスローブを羽織り緊張した面持ちで寝室で一人…
君を待つ。

冷水を浴びたのにも関わらず心臓の音が有り得ない程に煩く鳴り響き…落ち着かせようにも、どうしても心が落ち着かない。

心の底から焦がれていた…愛しくて堪らない君の事を 漸くこれから抱く事が出来る…と思い想像をすると クラクラ…と眩暈がしてくる。

まだか…まだか…と時計の針ばかりを見てしまうが、先程から1分…2分単位でしか時間は動いていなかった。



「..............Am I an idiot....?(…馬鹿かっ)」

「...................
..Calm myself down..........!!(……落ち着けよ…俺…!)」



緊張のあまり…無意識のうちに母国語の英語が口から零れていた。

何だか無性に喉がカラカラに乾き…俺はキッチンへと向かい、大きなグラスに氷をたくさん詰め込んで その上から水を注ぎ、一気に飲み干した。

本当は心を落ち着かせる為に酒を飲みたいところだけど…そんな臭いをさせながら“キョーコの初めて”を抱きたくはない。

氷だらけのグラスに 水をもう一杯軽く注ぎ、寝室へと戻った。

ベッドの横の棚から避.妊.具を取り出して確認をし、君の好きそうなアロマキャンドルに火を点け…電気の照明を暗くして君を待つ。

ローズマリーの優しい香りが…俺の焦る心を
少し落ち着かせてくれた気がした。




…そして…それから待つことおよそ10分――…。

漸く…愛しい君はお風呂から上がって…俺の元へと戻って来てくれた。

待っていた10分の間にシュミレーションした通りに…落ち着いた雰囲気で…君を不安にさせないように優しい声でベッドへと誘う。


「………………………。おかえり…おいで…?」



こくん…と頷きはしたものの 君も緊張した面持ちで…足取りは重たいけれど、それでも…ゆっくり一歩…一歩と俺の胸の中へと来てくれた――…。

ベッドに座った状態で君をふんわり…と優しく抱き締め、君に最後の意思の確認をする。無理はさせたくないし、君にとって最高の思い出になるようにしたい…と心に決めていたから。


「………………………………。」

「…本当に…いいの…?今なら…まだ何とか やめられるけど…これから先は…途中でやめられる自信は無いよ――…?」

耳元で真剣にそう囁くと…君は俺の背中に華奢な腕を
遠慮がちに回しながら…恥ずかしそうに…でも決心したように頷いてくれた――…。


『…………はい…。 だ…抱いて…下さい――…。』

『…私の…初めてを…貴方のものに…して…欲しいんです……。』



君の
その言葉に感激して…愛おしさが込み上げて来て…思わず涙ぐんでしまった。

しかし…これからする行為に対して不安を感じているのか…君の瞳は緊張で僅かに揺れている。



『………………………………。』

「…大丈夫だから…俺に身を委ねていてくれる……?」


君を安心させるように柔らかい笑顔を見せながらそう言うと…俺は君の頭をぽんぽん…と優しく撫で、旋毛にチュッと甘いキスを落とした。

すると…俺の笑顔に少し安心したのか…君も花が綻ぶような可愛い笑顔を見せてくれた。

そして…同時に俺の中の“男の本能”が姿を現して来る――…。

それでも…決して独りよがりにはならずに…優しく…君を感じさせて…とろとろに溶かしてあげたいと思う。




「………………………。キョーコ…愛してる――…。」



君の滑らかな頬を撫でながらそう言うと…俺は君の可愛い顔にも甘いキスをたくさん落としていった。


そして…そっと静かにそのまま君をベッドに優雅に組み敷いていき…瑞々しく潤った君の魅力的な唇を…親指で……

“すぅ…っ”と ゆっくり…ゆっくり…妖艶になぞっていく――…。

まるで“ダークムーンごっこ”をした…あの時と同じように……。



「……………………………。」

「……キョーコ………。感じさせてあげる――…。」




いよいよ君と愛を確かめ合う夢のような行為が始まる――…。



* * *



――艶夜(あでよ)の夢――…。

今宵 甘い快.楽の世界に 君を導き 酔わせてゆく
――…。





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