日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -2ページ目

なまくら

最近になってまた書き始めましたが、
じぶんの書いたものに愁然とします

文章は稚拙でもいい
勢いがあればそれでいいのだ

たしかそのようなことを、ブコウスキーが言っていました

僕はそれを座右の銘とし、
稚拙なものを過去に量産しました

今の僕はそれもなく
(また、過去に勢いがあったともいえませんが)

とても読めたものではありません

毎日書いていたときは
書くことが心地よかったし
救いでもありました

これからは、なまった感覚と取り戻すべく

少しづつですが、更新できればと思っています


最悪な毎日だけれども、

それでも、生きなければなりません

だれのためでもなく

それが、

今の僕に唯一できることだから



俺ならできる

朝目覚めてから、布団を這い出すまでに30分はかかった。

それから、風呂に入り簡単な身支度をして家をでる。

毎日が不安と渇望で身動きができなかった。

毎日娘ことを思い出し、その度に、身を引き裂かれた。

娘のことを思い出せば、落ち込むとわかっていても、

それを止めることなどできなかった。

娘は元気だろうか?

確かめるすべはなかった。

背も伸びたことだろう。

容姿もかわってしまっただろうか?

私の記憶にある娘は、もう、過去のものだ。

逃げ出したくなるが、逃げるところなどどこにもなかった。

私は鏡を見て、

自分に言い聞かせた。

「俺ならできる」

そして、

今日も

明日も








それでもまだ、生きている

毎日が、生き残りを賭けた戦いだった。

仕事は厳しく、わけのわからないことだらけで、

それでも、なんとかこなして行く以外に、

この会社に残留する道はなかった。


はっきり言うと、今の会社はブラック企業といえるだろう。


私の周りの同期入社の若者三人は、

次々と首を切られ、また、辞めざるを得ない方向へ誘導され、

いなくなった。


なぜ自分が生き残っているのか、

不思議でならなかった。


スキルなんていうものはなく、


それがどうして、こうなった?


私は自問する。


なぜ、こんな仕事を続けているのか?



答えは簡単だ。


他に仕事がないからだ。






働くために、生きている。


そう、


とにかく、生きのびる。


これは義務だ。

生き抜くことが、

唯一の、

意味ある行動なのだ。