神社詣でが癖のようになりつつある今日この頃ですが、わたくし、仏像も結構好きでして。

東寺の日光・月光菩薩が上野にいらしたときには、炎天下に90分並んだっけなあ。

シャープで切れのある肉付きに腰つきの月光さん。
ふわんと丸みを帯びたあたたかいからだつきの日光さん。

光背を外した麗しいお背中を見上げながら
「鼻血を吹きそう」とはこのことか
なんて場違いなことを思ってた。
…だってワタシ、40数年の人生で鼻血出したことないんだもん!


おっと。


いや、そんくらいなまめかしくエロい、じゃなくて官能的と言ってもいい美しさでございました。


弥勒さんの前で固まっていた広隆寺。

絶妙なバランスにうっとりしてた興福寺の阿修羅。

大仏さんは鎌倉がいちばん二枚目だと思うけど、国を背負ってるのは東大寺だよね。


古来からの偶像崇拝のおかげで、ワタシたちが触れられる仏さまがた。
姿は隠されながらもお話の豊かな情景が親しみやすくて頼もしい神さまがた。


日本っていいねぇ。