何日通っただろうか・・
そろそろ腕がもげそうなくらい痛い
仕事してはキャスティング
夜中も寝る間を惜しんで釣りへ出かけ
でもでも
まるであたらない・・・
魚の気配すらない
自己釣獲数は２４５匹を越えたあたりから
一番好きな自分流の釣り方だけに拘って
フローティングミノー
ブルーオーシャン１４ｃｍのみを
オープンエリアでキャスティング！
246匹目６５ｃｍ
24７匹目７２ｃｍ
248匹目58ｃｍ
249匹目７２ｃｍ・・・
いよいよ250匹目まであと1匹
しかし毎日まるで気配の感じ取れない日が続く・・
1週間に1～2回バイトがあればいいくらいな
超厳しい状態
それでも・・！
絶対釣り方変えずに今回だけは・・
真っ向勝負！
へこたれずに釣り場でよく一緒になる方と
とにかく投げてまくしかないと
頑張ります・・
しかし・・・
あたらない・・あたらない。。
風波が立ち一番嫌いな水面の状態
「あぁ・・こりゃキツイ・・・」
なんてほぼ諦めモード・・
何十回とキャスティングを繰り返してると
一瞬目の前
数メートル間隔だけ風波がおだやかに！
「まさかなぁ・・でも、食いそう・・」
波の立ってるすぐ手前までフルキャスト
ルアーを入れる・・
・・・
・・
ゴッ・・ゴフッ！
鋭くもあり鈍くもある大型のバイトが体中に響いた！
「よっしゃ！！来た！！」
一気に沖へファーストラン！！！
「キタで！」
「ええサイズ！まちがいない！」
「でも・・・エイかもｗｗ」
スピードが弱まって岸よりに泳ぎだす魚
しかし
トルクが半端ない！
沖から今度は左へぐんぐん走り出す！
まるで止まる気配がない
たまたま居合わせた方たちと魚を追いかける
「デカイアカメやと思うけど・・」
「エイやったらどないしよ（笑）」
スピードやトルクは巨大な魚に間違いない・・
しかし、まったく鰓荒いしない・・・
ジャンプする気配もない・・
「またマダラトビエイ？・・・」
左へぐんぐん行く魚、これ以上行かせると障害物を回られ
ラインブレイクの危険がある！
すこしだけ強引にブレーキをかけると
右に反転、うまく誘導に乗った！
いつの間にか魚は目の前数メートルに
しかし重い！
言うことを聞かない大型犬の散歩のように
すぐ前にいる魚に引っ張られていく・・・
掛けた場所にようやく戻ったあたりで魚がすこし浮いた！
釣り仲間「見えました！アカメです！！！」
オイラ「マジで！！エイでよかったかも・・・（笑）」
「これ・・マジでキツイ・・」
居合わせた釣り人「頑張って捕って下さい！」
オイラ「了解しました！てか、捕りたいです！（笑）」
右へ右へ・・・
今度は右にまるで止まる気配なく進んでいくアカメ！
これ以上行かせると今度は杭のある地帯へ行ってしまう！
これ以上は危険だ！
またブレーキをかけて行く
すると沖へスピードを上げて走り出した！
ファイトタイムはすでに５０分を過ぎている・・・
居合わせた仲間、そして釣り人たちも口を揃えて
「まだこんなにパワーあるんや！」
尋常じゃない体力にびびりまくります！
オイラの右手はしびれて限界・・
掛けた喜びと至福の時間はとっくに終わってました（笑）
オイラ「まじ辛いですよ・・・」
「こりゃきっつい！」
釣り仲間「まじめにファイトして下さい！」
オイラ「はい！了解！」
沖へ走られては寄せて
左に行かれては右に走らせを繰り返す・・・
すでに1時間半は経過・・
ここで初めてアカメが水面を割って鰓荒い！
応援に駆けつけてくれた古きアカメ仲間森國君が防波堤の上から
アカメの状態を確認！
指示をもらいながらのファイトを繰り返す！
森國君「デカイ！でもそろそろ決着付きそうですよ！」
「沖で完全に浮き出しましたよ！」
オイラ「了解！アカメの力弱まってきた！」
どんどん無理せずにポンピングを繰り返す！
何度も最後の力を振り絞っての突然の走りをかわしながら・・
寄せに入れたが・・・とにかく重い！
釣り仲間がランディング体制に入る！
いいところまで寄せては、また少し沖へ向かい走りかけるアカメ
ファイトタイムは1時間50分近く・・
無理せずにかわしながら寄せに入る・・・
あと数メートル・・・
あと数十センチ・・
釣り仲間のフィッシュグリップが下唇を捕らえた！！！！
オイラ「ありがとうございます！！！！！」
「いや！マジでホントにありがとうございます！」
ランディング時・・フロントフック1本の超危険な状態・・
アカメ １１７cm
推定３０キロオーバー
ランディングからルアーを外す時も水中で
計測とタグ付け時以外は水から出さず
立て持ちせず！
魚体はファイト中にラインで擦れた傷が若干
なので超綺麗な魚体！！
ぶりぶりの体高ばりばりの固体
自己釣獲数２５０匹目
ありがとうね！
アカメ！
タグ＆リリース！
更なる 大物目指して！
