父 | 埼玉県の心理カウンセラー 関野彩子のブログ


昨日の日中は半袖でも過ごせそうと思う陽気で汗をかきながらのカウンセリングでしたが、今日は寒さが戻ってきたような1日でした💦










先日、歩くことがまた一段と遅くなったと感じる父の病院の送迎をしました。





私の住んでいる場所と実家は近いのですが、ほとんど両親と顔を合わすこと(父とは特に)はなく、ちびっ子娘が学校が終わってから帰るもう1つの家という感じです。








父と顔を合わせることも年末に実家に行った時以来のような?…














幼い時から高圧的で大嫌いだった父親。











お酒を飲んでは家族に絡んで暴れて、私にとって家庭という場所は穏やかな環境ではありませんでした。










父が帰るとビクっと身体が反応して、急いで2階の部屋に逃げるように階段を駆け上る…











今日は大丈夫かな…
何もされないかな…
毎日毎日ビクビクしていて気が休まらなかった子供時代でした。











知らず知らずに父だけではなく、他人の顔色を伺ってしまう、何かされるのではないかと他人の行動を気にしてしまう子供になっていたと思います。











小中学校や家庭でも心から安らげる、安心できる場所は私にはなかったと思います。














よく頑張ったな…わたし笑












本来であれば家庭という場は安心、安全な場所であるはず。








お父さんが年寄りになっても絶対にお父さんの面倒なんかみない!
子供ながらに自分の心に誓っていたような気もします。










父とは、今までちゃんと向き合って話をしたこともない気がします。







父に対しての憎しみや恨み。
苦しかったことも沢山あったはずなのに…











「今」は1人の人として父のことを見ている自分に不思議な気持ちです。











何もない所から会社を起こして、職人さんや取引先、お客さんには迷惑をかけまいと必死に頑張っていた父。











母も家のことや姉の病気のこと…
そして父の仕事の手伝い。








自分の時間なんて取れないどころか、毎日をこなすことで精一杯だったのではないか…











カウンセラーとして日々沢山の方と出会います。







本当に辛い状況や、どうにもならないことを抱えていても必死で問題に向き合っている患者さんやクライエントの方の姿勢から、私の方が学ばさせて貰えているんだと感じます。









私が気がつかない間に自分の心の氷が溶けて行っていたのかもしれません。











可哀想とは思わないけれど、大変そうだなと父に対して素直に思える自分になれていること。


























先日、父を送って病院に着いた時です。











病院に着いたときに父から「ありがとう。」という言葉が響きました。












一瞬耳を疑ってしまいましたが💦









「あぁ、うん。」
「気をつけて」










もう病院に着いているのに変なことを言っている自分に気づきました笑












運転している私の横に座ってニコニコしているちびっ子娘が言いました💦











「おじいちゃん!良い娘を持って良かったね♫」笑








本当にこの子には頭が下がります笑











今なら思えます。






父は私に愛情が無かったのではなくて、愛情の伝え方…
表現の仕方がわからなかっただけ。










大人になっても、いくつになっても完璧な人なんかいない。











ちびっ子娘がたまに言います。












「ママはおじいちゃんのことが嫌いかもしれないけど、おじいちゃんがいなかったらママはいないんだよ!
○○にとってはたった1人しかいないおじいちゃんなんだから!」











本当にその通りだね🍀

いつもありがとう🌸