ぼくはチェ家の跡取り息子
名前はチェ・ダン
アッパやオンマやばぁばは
ぼくのことを
タンって呼んでいる
今日
ぼくは誕生日を迎え
八歳になった
このところ妹弟たちも
家の人たちも
誕生日ぱーちいの準備を
張り切って
してくれているみたいで
オンマもヘジャもサンたちも
なんだかウキウキして見える
気のせいかなぁ
主役のぼくはと言うと
ぱーちいでどんなご馳走が
出るのかなぁって
考えただけで
さっきからお腹がぐぅと
鳴っているよ
そうそう
今朝の出来事だけど
誕生日になるといつも
どこからともなく現れて
ぼくやこの家の繁栄を祈り
祈祷をしてくれる
巫女のハッケミが
今年もふらっと現れて
へんてこりんな舞をしながら
祈祷をしてくれたんだ
巫女の舞に
ゴンがすっかりハマっていて
ものすごく喜んでいた
弟子入りしたらどうしようか？
でもハッケミの祈祷のおかげで
きっとこの先の一年も
いい年になるよね
さて
八歳のぼく・・・
昨日のぼくと
今日のぼく
別に変わったところは
ないけれど
一つ歳が増えると
なんだかずっと
大人になった気分だな
誕生日は自分がこの世に
生まれた日で
誰もが特別な日だろうけど
ぼくにとっても
みんながお祝いしてくれる
とてもとても
大事で特別な日だ
ぼくが生まれる前
この国では
いろんなことがあって
悪い奴がたくさんいた
それで
悲しい事件もあったり
オンマが行方不明に
なったりした
でも
オンマがいなくなっても
アッパはオンマの帰りを
ひたすら信じて
ずっと待っていたんだって
ようやく 四年ぶりに
黄菊の咲く丘で再会できて
二人は結婚して
ぼくが生まれたって
ついこの前
オンマから聞いたばかり
アッパはオンマがいないと
生きてはいけないって
いっつも言っている
でも ぼくは
そんなオンマ命のアッパを
とても尊敬しているんだ
剣術の腕がすごくて
誰も敵うものがいないし
とてつもなく
頭が良くて策士で
とにかく最高のアッパ
でもアッパの弱点を
強いて言うなら
オンマのことになると
子供みたいだってこと
二人はぼくが赤ん坊の頃から
いや ずっとそれ以前から
らぶ〜らぶ〜だしなぁ
そして
ぼくのオンマも
とにかくすごい人
だって
なんてったって
ぼくのオンマは天界の人
だもん
天界に行ったことのある
アッパが言うには
馬が引かない車って言う
馬より速い乗り物があったり
夜でもピカピカに明るかったり
とにかくびっくりするような
世界が広がっているんだって〜
でもオンマは天界よりも
アッパとの暮らしがいいって
そんな両親の子供として
ぼくは生まれたんだ
ぼくの誕生日になると
とても幸せそうな顔で
オンマはぼくにいつも言う
「生まれてきてくれて
ありがとう
あなたは
この国と天界をつなぐ
架け橋なのよ」
オンマは
ぼくが生まれた日のことを
とても大事にしてくれている
だからぼくは自分の誕生日が
とても好きなんだ
ぼくはまだ子供だから
架け橋って意味が
実はまだよくわかっていない
けれども
ぼくがこの国で
ちょっと変わった存在だって
ことは知っている
だって
ぼくの誕生日には
いつも不思議なことが
起こるんだもの
それは二年前の
六歳の誕生日の日に
さかのぼるんだ
二年前にさかのぼって・・・
タン
八歳の誕生日おめでとう
皆様に見守られて
タンがこのお話の世界に
生まれた１０月１４日は
haruにとっても特別な１日だよ
今年の誕生日は
どんな誕生日になるのかな？
タンに届けたいって
みんなからのソンムルも
た〜くさん預かっているから
お話の中でお届けするね
楽しみに待っていてね〜タン
早速登場のハッケミ
（くるくるしなもん様）
ありがとうございました
今年の誕生日のお話は
アメンバーの皆様の
ソンムルアイデアをもとに
いつもとちょっと違った
ぱーちいをお届け予定です
ぼちぼち更新になりますが
どうぞ
おつきあいくださいませ
安寧にお過ごし下さいね
ソンムル企画にご参加の
アメンバーの皆様
ありがとうございました
明日１５日に
ソンムルご当選者様を
アメ限で
お知らせいたしますので
もう少しお待ち下さいませ