2017年12月1日

 

　　　先日、モスクワとサンクトペテルブルグを訪問する機会がありました。例にもれず、どこにお邪魔しても中国からの観光客で溢れかえっておりました。

　　サンクトペテルブルグのロシア正教寺院にお邪魔した時の話しです。教会内も人で溢れておりましたが、何とかイコンも無事拝謁する事が出来、教会の出口を出て来ました。すると黒い祭服を着た高齢の女性が私たちの後から出てきて、通訳の人に何事か話して見えました。小生は、何か礼儀に反する事でもあったのかと思い、話が終わった時点でロシア人の通訳の人にその内容を聞いてみると、『この人達は、日本人か？　静かに拝謁してくれて有難う。』　と言う内容だったとの事でした。

　　日本のインバウンドに関しても中国の人が占める割合は大変多いと聞いており、中国からの観光客は日本とってもとても有難い事だと思っておりますが、この話はいろいろと考えさせられることがありました。

　　サンクトペテルブルグはある意味ロシアの都市と言うより、北欧の都市と言うイメージが強いイメージが残っております。