13年は一言で語れない! Vol 42 胸のうち
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葉月出産~生活編
葉月の熱はずっと37,2°~37,5°あたりを彷徨っていたが、相変わらず嘔吐が止まらず水ぶくれも酷くなる一方だった。
入院からずっと毎日、背骨が折れているというのに母は来てくれていて、私の前では背骨が痛いなどと一言もいわない我慢強い母。。
そんな母がふと漏らした言葉。
母
『ほんま、出産して間がないのに、こんな事になって・・・。
あんたが体怖さへんか、心配やわ。
モラ次郎君がもう少し、気の回る人やったらなぁ・・・。
まぁ・・・あの人も仕事行ってはるねんから、無茶は言われへんけど・・・。
日曜日くらい、ちょっと、早く来ても罰はあたらんやろぉ・・・て思うねんけどなぁ・・・。
ほんま、うちの「じぃーちゃん」も「パパ」もあかんなぁ~←葉月に向かって言ってる』
サマンサ
『ん~。まぁ、来てくれてもミルク一つあげられへんねんし。
別になんもしてもらうことないしなぁ・・・。』
母
『そら、そうかもしれへんけど、心細さがマシになるやろ?
私かて、なんもしてあげられへんけど、あんたが少しでも気が紛れるかとも思うし、私がおる間は眠れるやろ?
あの人には(モラ次郎)そういう気持ちがないんやろか?
気がつかへんのかなぁ・・・。
ほんま・・・うちの男どもって・・・ε-(´・`) フー』
私は母がそういう気持ちを話せば話すほど虚しくなっていった。
ずっと、妊娠中から孤独を味わい、私はこの時すでにモラ次郎の冷たさを痛感していたから・・・。
いや、妊娠中からではない・・・いつから孤独だったんだろう・・・。
きっと、これから先もこうなんだろうか・・・。
黒い孤独感が私を襲う・・・。
いや、きっと、モラ次郎も私が胸のうちを話すとわかってくれるはず。
私の体調が悪かったり、バタバタしどうしだから、私の胸のうちをモラ次郎に伝えてはいないけど、伝えればきっと、わかってくれるはず!
そう思い込むしかなかった。
その日は「噂をすれば影」か、母がまだいる時間にモラ次郎が病院へ来た。
モラ次郎
『ああ~、あーちゃん、いつもすみません。ヘ(゚∀゚ヘ)』
母
『いや、ええよ。私はええけど、この子一人がしんどい思いして可愛そうやわ。』
モラ次郎
『ま・・ぁ・・・そうですよね。シンドイと思いますわ。』
母
『出産してすぐにこんな辛い思いするやなんて・・・。
よく、マタニティブルーとか育児ノイローゼとか言うけど、ほんま、それが心配やわ。
モラ次郎君もお仕事で疲れてるやろうけど、サマンサと葉月をお願いね。』
モラ次郎
『いやぁ・・・僕もそう思ってたんですけどねぇ・・・。こいつが一番シンドイやろうし・・・辛いと思いますしねぇ・・・。』
でたっ!!「僕もそう思ってた」猿真似小猿!!
これはモラ次郎のお得意言葉。(☆∀☆)
自分でも同じ事を考えたふりをして相手に同意する。
以前、ネットワークビジネスをやってた時、モラ次郎は「僕もそう思ってたんですけどね。」をアップの人に毎夜毎夜、連発をしてた。
私には逆の意見を話してても、虚栄心からか、はたまた自分を認めてもらいたいからか、目上の人には同意する。
結果、そのアップの人に
「モラ次郎君、自分でそう思ってたんやったら、なんで、僕に言われる前にそうしなかったの?
僕にはモラ次郎君が本当にそう思ってたとは、思えないなぁ~(笑)」こう言われて、真っ赤な顔をしていた。
モラ次郎はうちの親にもそう。
母
『今日は、わたし、ここに一緒に泊まってあげるから。サマンサも安心して寝れるんちゃう?』
いや、ええって・・・。
モラ次郎
『( ̄ェ ̄;) エッ? あーちゃん、ここに泊まりはるんですか?無理やと思いますよ。
僕、一回泊まった次の日、体中が痛くて仕事になりませんでしたもん。
止めといたほうが・・・。』
母
『(゜ロ゜;)エェッ!? モラ次郎君、一回ここで寝ただけで体が痛かったんやったら、サマンサは毎日、体が痛いってことかいな?
サマンサ、大丈夫なん?痛いの?』
確かに痛い・・・。
全身、ガチガチですわぁ・・・。
病室は子供と用の小さなベッドとソファーがあるだけ。
私は一日交代でどちらかで寝ている。
何故、一日交代かというと・・・。
いくら小さな私でも、子供用のベッドでは足を折り曲げて寝なくてはならず、ソファーのほうは凄く細いので寝返りをうつと落ちてしまう。
朝起きたら足腰が痛い、次の日には肩が痛いっていうわけ。
サマンサ
『私は大丈夫やでぇ。でも、ママは無理やわぁ。
ええよ、慣れたし大丈夫やから。
看護婦さんも巡回してるんやし、何かあったらアラーム鳴るから。
心配せんでも眠れてるで。』
モラ次郎
『サマンサはしんどくなさそうやし、あーちゃん、大丈夫ですよ。』
お前が言うな!( ̄へ  ̄ 凸
母
『いやぁ・・・でも、私が一日泊まってあげたら、大分違うと思うから。
ええで、あーちゃん、泊まるから。』
だから、マジでええってば・・・。
結構、ひつこい母であった。
サマンサ
『いや、ほんまええわ。ママが倒れたら私が余計にしんどいし、大丈夫やから。
心配せんとって』
私を心配してくれる母の気持ちは嬉しかったけど、母に倒れられたら二重苦だもん。
母
『ほな、モラ次郎君に一日、泊まってもらい?
モラ次郎君、日曜日お休みやろ?
誰かが一日泊まってサマンサがぐっすり眠れたら、また、サマンサも体が回復するし。』
(゜〇゜;)なぬ?????
なに、勝手な事を言ってるねん!(爆笑)
また、泊まって朝から体が痛いの仕事が出来ないのと、グチャグチャ言われるより、私は一人のほうが楽なんですけど?
「僕もそう思ってたんですけどねぇ・・・。」
仏頂面で心にもないこと言わなくていいですから。
サマンサ
『また、泊まってさ、体が痛いとか仕事ができへんとか言うんやろ?
ええよ?泊まってくれんで。
ほんま、一人でええから。』
モラ次郎
『お前、一人で大丈夫なん?』
サマンサ
『大丈夫。』
母
『いや、泊まってもらい?ね?モラ次郎君。』
こんなやり取りが数分間続き。。。
それでも、モラ次郎からは一言も「僕が泊まります」って言葉はありませんでした。
で、どうなったかというと、巡回できた看護婦の一言で嫌々泊まる羽目になったモラ次郎。
看護婦
『お母さん、一人じゃ大変ですよね~。
お父さん、たまにはお母さんの変わりに泊まってあげたら?
いま、赤ちゃんも落ち着いてるし。
お母さんもタマには家に帰って寝たら?体が随分楽になるよぉー?
明日、お父さんはお休みでしょ?
他の家族の方もね、お母さんとお父さんが交代で泊まってはるとこ多いんですよぉ。
じゃないとね、親のほうが倒れてしまうんでねぇ。
お母さんは特に産後でしょ?
まずいわぁ。倒れるよ?
じゃっ!お父さん、今晩よろしくっ!』
てな具合で、嫌と言えなくなったモラ次郎でした。
(゜∇゜ ;)
とうぜん、私もモラ次郎一人じゃ心配なので自宅に帰らず、葉月の側についていましたよ。
そしてまた、当然のように、次の朝には体が痛いじゃ、コーヒーが飲みたいじゃ・・・愚痴のオンパレードのモラ次郎。
「ほんま、もう、泊まってもらわなくて結構ですよ!」と、心が何度も呟いて、余計に精神的に疲れたサマンサでした。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない! Vol 41 経過不良
葉月出産~生活編
葉月は朝方から大量の黄色い目脂が出始めていた。
本当に半端じゃないくらいの目脂・・・。(>▽<;; アセアセ
目が開きましぇん・・・( ;∀;)
見るからに濃い黄色の目脂。MRSA!!!でてます!!
こいつかぁー!にっくきMRSA!!!
思わず(¬д¬。) ジーーーッって睨み付けてしまった。
睨み付けても消えてくれるわけじゃなく・・・。
看護婦さんに伝えて先生に目薬を処方してもらいました。
温かいタオルで目脂を拭いてもらうと、可愛い眼がパッチリ!
ついでに葉月の熱が下がっているから体を清掃してもらうことに。
Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ~ん!
なんか・・・水ぶくれ発疹が増えている?!
Σ(´□`;)ハゥ
葉月の体を慎重に拭いてくれてる看護婦。
水ぶくれが潰れないかと心配でした。
潰したほうがいいのか、悪いのか・・・。
看護婦に聞くと、
看護婦
『これね潰さないほうがいいんですよぉ。お母さん、トビヒって知ってはります?
これ、MRSAでなってるトビヒやって思ってもらったらいいですよ。
潰れると、また、どっかに新しいのができるから。』
サマンサ
『そうなんやぁ・・・なんか、水疱瘡みたいやんね。』
看護婦
『ああ~、似てますよね。酷い子は、目の中にもできるから、気をつけないと。d(゜ー゜*)ネッ!』
葉月は綺麗に拭いてもらい気持ちよさそうだった。(⌒~⌒)ニンマリ
この日から看護婦の言うとおり、水ぶくれが酷くなっていった・・・。
相変わらずの嘔吐と咳。
熱は下がってきているのに、症状が治まらない。
そうそう、この再入院の担当医も退院して間がなかったため、例のモラハラ医師M先生です。
このM先生・・・説明してるときに言い方がタメ口になったり、丁寧になったり、コロコロ変わる・・・。
一体、いい人(医者)なのか、わからない先生です。
看護婦さんたちには「Mちん」と呼ばれていることを思えば看護婦受けはよさそうですが・・・。
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続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない!! Vol 40 水ぶくれ発疹
葉月出産~生活編
葉月の全身の水ぶくれに気づき、私も看護婦も慌てる。
看護婦さんは慌てて先生を探してくれたが、何処にもいない・・・。
結局、当直の先生は救急で1階におりているらしく、すぐには診て貰えず、先生が来たときには既にAM2時をまわっていた。
当直医師
『うむぅ・・・( θ_Jθ)・・・これは、MRSAの発疹ですねぇ・・・。ちょっと、皮膚を取って検査にまわしましょう。』
そういって、葉月の皮膚を剥ぎ取ったΣ(・ω・ノ)ノ!
検査とはいえ、むごい・・・(´;ω;`)ウッ…
葉月はもちろん火がついたように泣いている。
一瞬の出来事だったので私は呆然としてしまっていた。(゜◇゜)~
熱は37.5°まで下がっていることが唯一の救い。
とりあえず、ミルクを少し飲ませてみることに。
とにかく、吐き続けていることと、時折見せる軽く屈伸したような動き。
これは、いったいどういうことなんだろう・・・。
すごく気になる。
MRSAの症状なのか・・・?
熱が下がってくれただけマシだなぁ・・・と思いながらも、この屈伸のような妙な動きがとにかく気になっていた。
先生に聞いても、何も答えが返ってこない。
お腹が痛くてそんな動きをするのか?
それとも、他に何かあるのか・・・?
まだ新生児・・・。
屈伸する動きは自分でしているとは思えなかった。
モロー反応とは違う気がする・・・。
ミルクは母乳を与え、体重を量ると約40ccを飲んでくれたもよう。
お願い!吐かないで!!
少しでもいいから吐かずに飲んで欲しくて時計と睨めっこしながら、ずっと立て抱きで背中をさすっていた。
子守唄がわりに妊娠中からよく聞いていたMisiaのEveryThingを唄う。
赤ちゃんは母親の声と肌で安心し、免疫が上がるという。
どうか、頑張って。
どうか、助かって。
願いを込めて唄い続けた。
d(゜ー゜*)ネッ!
13年は一言で語れない!Vol 39 悪口
出産退院後~生活編
赤ちゃん(葉月)が再入院したとモラ次郎に報告するとモラ次郎は驚くと思いきや、冷静沈着な言葉尻でこう言った。
モラ次郎
『へぇ~。僕が思ってるより悪かったってことやなぁ~。そうかぁ~。
まぁ~、今晩、仕事が終わったらいくから。ほな、後で。』
もっと驚いて病院に飛んでくると思ったのに・・・。
なんだろなぁ・・・。
赤ちゃんの親っていう認識がないって事より、何か違うような・・・。
冷たいっていうか・・・無関心・・・っていうか・・・まるで近所の知り合いみたいな態度。
フト思ったけど、今回の病棟担当の先生を聞いてなかった。
いい先生だといいな・・・。
コンビニで2日分ほどの食料と飲み物をどっさり買い、そんな事を色々考えていた。
考え事をしながら(● ̄  ̄●)ボォ----っと歩いていて、うっかり自転車に轢かれそうになったり(-。-;)
自転車の運転手も私をよけて扱けそうになってて、
サマンサ
『ぎゃ~!Σ(・ω・ノ)ノ!ごめんなさーぃ!!』
自転車の人
『ウウープス!シッット!・・・ファック etc.』
Σ(⌒◇⌒;) ゲッ!! が、外人さんだ・・・。
で・・・ファック・・・いうたぁ・・・。。。゛(ノ;▼▼)ノヒィー
がらわるっ!!
サマンサ
『ほんま、ごめんなさぃ・・・(>▽<;; アセアセ』
自転車の人
『ヽd´ι`bノ Oh・・・ Sorry アブナイネェ~。
(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッ サマンサ~!!』
サマンサ
『ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ だ、だれっ!! どうして、私の名前を!!!』
よーーーく、見ると数年前にセッションしたbassのイギリス人君。
サマンサ
『(ノ´▽`)ノオオオオッ♪ 久しぶり~!!
え(゜○゜)! どうして?イギリスに帰ったんじゃ?』
いきなり、ムギュ!!!っと私にハグハグ!!
(@Д@; アセアセ・・・
自転車の人
『サマンサ~。アイタカッタデェース!ドウシテマスカー?バンド ヤッテマスカー?
ワタシ、サマンサ サガシタヨ。
アイタカッタデェース!
イエ、チカク、イマカラ キガエテキマス。イッショニ Clubイキマショー。』
そうだった・・この人、超自己中外国人だったんだ・・・。
人の話も聞かずに話す人です(笑)
サマンサ
『子供が病院に入院してるから、いけないよぉ~。ごめんねぇ~(⌒∇⌒) 』
子供が入院してるということで彼はかなり驚き(出産したこと知らないし)
自転車の人
『チョト、ミニッ。チョトミニッ。』
(~∇、~;) なんじゃ、チョトミニッ?ってなんじゃ??
ミニストップじゃないよ?
そこ、ファミリーマートだよ?
(○口○*) ポーカンってしてるとコンビニへ走っていく彼。
(・・。)ん?なに・・・?
待っとくの?わたし。
急いで出てきた彼は、コンビニ袋からはみ出るくらい、たくさんのお菓子とデザートを抱えて戻ってきました。
自転車の人
『コレ、アゲル。モッテケ。コドモニ。タベルネ。タベテゲンキナテクダサーイ。』
サマンサ
『w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))wワオッ!! マジで?ええの?一杯やんかぁ~。ええのにぃ~。ありがとう~。』
もうね、ビックリ!
さっきまで、超自己中な外国人と思ってた人がとてもいい外国人に思えた・・・餌に釣られた単純なサマンサでした。
彼は病院の玄関まで送ってくれて、携帯Noを交換し、後日、またセッションする約束をして別れました。
夜に病院へ来たモラ次郎にその話をすると、
モラ次郎から悪口の雨嵐・・・。
モラ次郎はセッションテープを聞いたらしく、その外国人と会った事もない、セッションをしたこともないくせに悪口のオンパレード。
なぜ、そこまで悪口をいえるのか不思議。
そういえば、私の周りの人たちの事もほめた事などないし・・・自分の友達のことですら・・・こう話すモラ次郎。
「あいつ、頭悪いからなぁー。高校なんか、名前書いたら入れるとこやのに落ちてんでぇー(爆笑)」
モラ次郎の口から友人の話で良いことや、褒め言葉を聞いたことがない。
私のミュージシャンの先輩の事も褒めながらケナスほうが多い・・・。
あの人のココはすごいけど、ココがあかんから大物になられへんとか・・・。
もちろん、私についても同様。
客観視してていいことなのか・・・?
いや・・・なんか、違う・・・。
モラ次郎
『ほんで、そいつ、こんなにくれたん?』
コンビニ袋をのぞき、【お宝】ヾ(*⌒▽⌒ヽ) ゴソゴソッ物色するモラ次郎。
サマンサ
『めっちゃ、一杯やろぉ~(笑)』
モラ次郎
『ほんま、頭悪い奴やなぁ~。こんなに誰が食うねん。(='m') ウププ
入院してるのが赤ちゃんやって、お前、言ったんやろー?ε- (´ー`*) フッ
ほんま、アホやな、そいつ。』
サマンサ
『もらっといて、そんな言い方しなやっ~!なんで、そんな事いうかなぁ~( `_ゝ´)
ありがとう って気持ちないんかいな? ほんまに・・・。』
当然のように私の話はスルーされ・・・。
モラ次郎
『あ、そうそう、お前、この前の退院のときに金、借りたやろー?
それ、何万か頂戴。僕、晩飯とか自分で買うし。お前、コンビニいくのメンドイやろー?』
サマンサ
『どうせ、私の分を買いにいかんとあかんから、メンドクないけど?』
モラ次郎
『・・・・・そう。ほな、ええわ。』
なんやねん!
さては・・・お金がないな?
モラ次郎
『この前いくら借りたんやったっけ?』
サマンサ
『20万かりたけど?』
モラ次郎
『どうせ、今回もMRSAでたらココの部屋代は無料なんやろうし、退院するときに金はいらんやろ?
それでお母ちゃんに借りた分を返しといてええかな?』
私は正直、どうしようか迷っていた。
すでにキャッシングでリボ払いにしているし・・・。
でも、今回の入院で、また、食費がかさむに決まっているし・・・。
自分の手元にいくらか置いておきたかったのだ。
サマンサ
『10万だけでもええかな?コンビニとかで買う分のお金は持っときたいねんけど?』
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ ( -_-)フッ お前、入院中に10万も使う気なんかいな?』
サマンサ
『そんな使わへんよぉ~。でも、不安やから持っておきたいねんけど?』
モラ次郎
『5万あったらええのんちゃうの?病院やねんし、いらんやろ?』
結局、15万をモラ次郎に渡し、義母に返すことに。
モラ次郎
『ほな、僕、かえるでぇー。赤ちゃん、頼むわなぁー。お前もシンドイやろうけど、クヨクヨ考えんと、しっかり寝ろよぉ。』
珍しく優しい言葉を言うモラ次郎。
義母にお金を返せることで気分がよくなったのか・・・?
なんとなく・・・「お小遣いができた!」って喜んでるように見えたのは・・・気のせい?
モラ次郎はしっかり、チャッカリとbassの彼がくれたお見舞い品を持ち帰りました。
やっぱ・・・食べるものにはかなりセコイ・・・。
私にはマンゴープリンとヨーグルトのみっ!!
でっかい袋にはみ出すくらいもらったんですよ?
ありえへん・・・。
モラ次郎が帰った後、葉月の熱を測ると少し下がったようで37.8°だったので安心していた。
安心感と供にお腹もすき、食事をしている途中で看護婦さんが検尿袋をもってきた。
またMRSAを調べるらしい。
オムツをはずし、検尿の袋をωチ○チ○に装着。
オムツをはずしたときに気づいた体全身の水ぶくれ・・・。
ヽ(τωヽ)ノ なにこれっ!?
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない!Vol 38 再入院
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出産退院後~生活編
赤ちゃんの嘔吐も止まらず、私の心配はドンドンつのっていく。
モラ次郎は赤ちゃんを離れた場所からチラッっとみると「元気そうやん?」と。
(゜Д゜) ハア?? どこがですか?
顔色も悪いし、何処を見て元気そうやと言ってるんやろうか?
私は嘔吐による脱水症状が気になってきていた。
モラ次郎
『医者、連れていくんやったら一緒にいったるでぇー?』
・・・なんか、他人なお言葉・・・。
モラ次郎
『そんな心配せんでも大丈夫やと思うけどなぁー。(゜◇、゜)』
そう言いながら冷蔵庫を開けてゴソゴソ。
モラ次郎は帰宅するとまず、着換えてから手洗い、うがい、そして冷蔵庫を開けるのが日課。
って・・・さっさとビール飲んどるやないかぁー!!!
ほんま・・・。
病院へ連れて行く気なんか全然ありませーーーん!!って事やんか。
サマンサ
『ビールのんで運転できるん?』 ←かなり嫌味
モラ次郎
『お前がなんも、いわへんから、もう、ええんかなって思ったんやけど?』
サマンサ
『自分さ・・・「病院へつれていったるでー」って言った数秒後に飲んでてよく言うわ・・・。』
モラ次郎
『お前がさっさと返事せぇーへんから。癖で飲んでもーてんやんか。
しゃぁーないやろ。もう、飲んでもーてん。
行くんやったら今でも連れていったるで?』
サマンサ
『(゜Д゜) ハア?? 飲酒運転やのに?』
モラ次郎
『こんなぐらい、検問あってもでぇーへんやろ。』
サマンサ
『・・・・。もう、結構です。』
私が飲酒運転でもいいから行ってくれと言わないことをわかってるモラ次郎。
それがすごく私をイラつかせた。
赤ちゃんの体温37.5°
少し、微妙に熱が出ている・・・。
結局、朝までウトウトしただけで熟睡できず、モラ次郎を会社に送り出し、母が来るまで洗濯やら色々と家事をしていた。
洗濯物を干しにベランダへ出ていたら火がついたように泣き出す赤ちゃんの声。
(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜)ヒイイイィィ(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜)ヒイイイィィ
ど、どうしたの?!
私が駆け寄るよりも先にネコ達が駆け寄る。
見ると嘔吐もしていないし、何も変わったところがない・・・。(・・。)ん?
どうしたんだろ・・・すごい泣き方。
とにかく赤ちゃんを抱き上げ、あやす私。
たて抱きすると、赤ちゃんの体が何度も仰け反り硬直する。
Σ(゜口゜;
ひきつけ?
焦ってる私の腕を押し上げるようにココアが自分の体重がかからない様に赤ちゃんの上にまたがる。
サマンサ
『ココア何してるの。降りて!ダメ!赤ちゃん、大変だから。』
言っても訊かないココア。
ココアは赤ちゃんの顔を何度も鼻でつつき出す。
私はココアの行動に驚き、ココアと赤ちゃんを抱きしめた。
よく見ると、ショコラも赤ちゃんの手を鼻でつついてる。
サマンサ
『ココア、ショコラ、ありがとう!赤ちゃん、病院へ連れて行くね!ありがとう。ありがとう。』
赤ちゃんのヒキツケに恐怖心がドドッと押し寄せていてパニックになりそうだったけど、ネコ達のお陰で平常心を取り戻せた。
赤ちゃんの熱は38.0°
ひきつけは一瞬だったようで、赤ちゃんは落ち着き始めていました。
私は母を呼びタクシーで病院へ行こうと準備をしている矢先にまた赤ちゃんが強くヒキツケをおこしたんです。
今度はかなりハッキリとヒキツケだとわかるぐらいの仰け反りと硬直。
タクシーを断り、119に電話をした。
T病院の救急室で出迎えてくれたのはM先生。
今から思うと、このM先生もかなりのモラです。(^▽^;)
M先生の診察が終わり、結局、再入院。
またもや、か細い手には点滴で、胸やあちこちに付けられた器械のコード。
酸素マスクはないにしても、最初の入院と同じ・・・。
結局、「退院が早すぎるんじゃないの?」と思っていた私や母の不信感は的中したわけで・・・。
私達は先生にも看護婦さんにもそんな事は一言も発してないのに・・・M先生はこう言った。
M先生
『もっかい、検査してみないとわからへんけどねぇ。たぶん、熱性ケイレンやと思いますわぁ。でも、熱もさほど高くないし・・・。念のための入院てことで。
何も退院が早かったから再発したってことはないんで。
それより、お母さん、こんなことぐらいで救急車つこたらあかんやん。』
ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ ちょっと!!「こ・ん・な・こ・と」とは何よ!!
サマンサ
『こんなことってどんな事です?!退院してからもずっと嘔吐と咳はとまらんし、あげくに熱も出ててケイレンおこして。それで救急車つかったらあかんってどういうこと?』
M先生
『ん・・・。サマンサさんとこの赤ちゃんより、もっと命の危険がある人が救急車を呼んでも救急車が出払ってて命を落とすかもしれんでしょ?僕はそういうことを防ぎたいねん。』
たしかに・・・確かに一理ある・・・。
でも・・・それって・・・。
私は、なんか、悔しかったけど言い返さずに押し黙った。
たまたま、救急隊員が横で手続きをしていて話を聞いてたらしく・・・。
救急隊員
『救急車、呼んで貰って結構ですよ!
奥さん、気にせんと呼んで下さい!
奥さんたち素人が命が危ないとか危なくないとかわからんでしょ?
逆にそんなん考えれる余裕があるくらいやったら救急車よばへんでしょ?
痴呆症のお年寄りとか、確かにタクシー代わりに使う人とか変な人もたくさんいてますよ?
でもね、そんなん言ってたら助かる人も助かれへん。
タクシーで来てて信号にひっかかるだけでも亡くなる時もあるんやし。
ほんま、気にせんと、呼んでもらっていいですから。
特に乳幼児とかお年よりは一刻を争うときが多いんでね。
先生方のご協力は嬉しいですけど、そんなん患者さんに言ったら患者さん誤解しますよ。』
M先生は真っ赤な顔をしてバツが悪そうに下を向いて頭を
(´~`ヾ) ポリポリ・・・
M先生
『まっ、お母さん、乱用はせんようにと言う事で・・・(-"-;A ...アセアセ』
サマンサ
『(((((¬_¬) フンッ してませんっ!!前はK病院から転院で救急車でつれてこられたんですっ!』
横で見ていた看護婦が「M先生の負け~!」と声に出して
(*≧m≦*)ププッっと笑ってた。
なんなんやっ!何が負けなんやっ!o( ̄ ^  ̄ o) プィッ!
ほんま、よぉーわからんわぁ。
救急室で病棟の看護婦さんの迎えを待つ間、さっきのM先生の言葉が脳裏に焼きついててムカムカ、ムカムカ(`皿´)
病棟から迎えに来てくれた看護婦さんにさっきの「M先生の話」の愚痴をこぼす。
K看護婦
『Σ(^∇^;)ええ~。
M先生、そんなん言ったん?もうぅ~、ほんま、あかんなぁ~。
もっと、人間形成させときますわぁ~。
たぶんね、下の救急ね~、先生達に指示があったみたいなんですよぉ~。
頻繁に使う人もおるから、先生たちから指示をだしてくれって事みたいでね。
大した事がなかった患者さんとかには次回からはなるだけ使わないようにって。
でもねぇ~、お母さんとこちゃうやんねぇ~。
つい最近まで入院してたんやし、この様子やったら救急車よぶって。
お母さんが怒って当たり前やわぁ。
よく、いっと来ます!!ほんま、M先生、誰にでも言ってるんちゃうかぁ~。』
私は看護婦さんに愚痴ったことでスッキリしたことと、症状が落ち着いている赤ちゃんを見て急にお腹がすきました。(笑)
赤ちゃんが最初に入院してから初めての空腹感。
なんか、懐かしい空腹感。(笑)
私は母に赤ちゃんを頼み、モラ次郎に報告をしがてらコンビニへ。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない!Vol37 心配の種
出産退院後~生活編
退院をしたのはいいけど、相変わらず葉月の嘔吐と咳はとまらず・・・。
ネコ達も心配そうな顔で葉月を見ている。
時計を見るとAM5時すぎ。
私が熟睡してしまい、ミルクを飲んでから数時間後にでも吐く葉月が嘔吐物で喉を詰まらせるんじゃないかと心配で眠れない。
なんとなく、息苦しそう・・・。
やっぱり、退院は早かったんじゃないの?
不安が頭をもたげる。
どうしよう・・・病院に電話をしてみようか・・・。
いや・・・電話をしても、どうせ様子をみろというか、つれてきなさいっていう答えしかないはず・・・。
どうしよう・・・。どうしよう・・・。
熱を測ると37,3°
退院するときと同じ熱。
隣の部屋で大きなイビキをかいて寝ているモラ次郎・・・。
私はこのイビキに異常に腹が立つ思いだった。
AM5:45
不安で我慢できずモラ次郎を起しに行く。
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ まだ6時前やんかぁー。なんやねん!そんなん大丈夫やから退院させたんやろうし。
そんなんで一々おこさんといてぇーやっ!』
モラ次郎はまた横を向いて寝る。
30分後、モラ次郎はいちど起されたから眠れなかったとプンプン怒って起きてきた。
謝る私を尻目に葉月を覗き込み、
モラ次郎
『ほんまぁ、お前のママは心配しすぎやっちゅうねん!な?どこも悪くないやんなぁー?』
ちょっと見ただけでなんでわかるのよ?
熱がないのに息が荒いのは何故?
サマンサ
『相変わらず、吐くし、咳もけっこう出てるし・・・それに熱があんまりないのに息が荒くて動悸が激しい感じなんやけど・・・。』
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ ほんま、お前は神経質なんやっ!どこがおかしいねん!ギロ
吐くのは毎回ちゃうんやろ?ほな、ええやん。大丈夫やろ。』
サマンサ
『そうかなぁ・・・それやったらええねんけど・・・。まだ濃痂疹もあるし・・・。MRSA消えてないんやし・・・。』
鼻で笑うモラ次郎。
葉月の頭をなでながら、また、鼻で笑う。
モラ次郎
『ほんま・・・。そんな心配やったらつれていけばええやろ?( ̄- ̄メ)チッ 僕、遅刻するからいくわ。』
確かに・・・心配やったら病院へいけばいいよね・・・。
母がお昼には来てくれて、私は少し眠ることができた。
きっと、私が眠れないことで睡眠不足から不安が増徴したのかもしれない。
眠るとすこし、気持ちも楽になり、不安も和らいだ気がしました。
その日もモラ次郎の帰りは遅く、深夜の12時過ぎ。
ここの会社に転職してから帰宅時間がめっきり遅くなったモラ次郎。
それにしても、ここ数ヶ月の帰宅時間は遅すぎる。
特に水曜、木曜、土曜日。
そんなに会議ばっかりあるの?
サマンサ
『また、会議なん?』
モラ次郎
『ちょっと、会社の人とお茶してたんやけど、おそなってもーたわ。』
目をあわさずに言うモラ次郎。
なんか、怪しい気がした。
んじゃ、またぁ。
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- 七年目の浮気
13年は一言で語れない!Vol 36 入院費
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出産退院後~生活編
退院の日、迎えに来ないモラ次郎に代わり太陽が母に付き添って迎えに来てくれた。
この前も感じたけど、この頃の太陽はなぜか暗い。
以前、出産後にK病院へ来てくれたときに何かみんなで隠してるような感じがしたことを思い出した。
赤ちゃんが病気になっちゃってバタバタしていたから母にも旦那にも何も聞かずにいたけど、今日、家に帰ったらそれとなく聞いてみよう。
病院の清算を済ますときにビックリしたのが、個室に入っていたにも関わらず、支払いはたったの1000円・・・。
ひょΣ(゚Д゚)
サマンサ
『あの?個室代金は・・・?書いてないんですけど?間違いじゃ?』
事務員
『ああ~(⌒∇⌒)間違いじゃありませんよ。お子さん、感染症だったんで個室じゃないと入院できないことから病院側の強制収容になってますんで、個室のお支払いはしなくていいんですよ。』
サマンサ
『え(゜○゜)! そうなんですか!知らなかった(笑) 』
モラ次郎に言われるまま20万ほど、キャッシングしたけど、しなくてよかったんだ。。。。しまった。
(・・。)ん?まてよ?
んじゃ、K病院で入院もしてないのに、個室代金を取られてるんだけど?
これって、変じゃない!!!
まして、K病院で感染したわけだし。
かっーーーー!!!なんちゅうこっちゃ!!
サマンサ
『あの、ちょっとお尋ねしたいんですけど、これって、何処の病院でも同じですかね?』
事務員
『ん・・・どうでしょうか・・・。私の知っている限りでは、そうだと思ってますが・・・。』
入院費、かえしてもらおう!
K病院・・・そういや、入院してから「いかがですか?」ってな電話もないやん?
自分とこの病院で感染させといて。。。
なんやねん・・・無責任ってか、常識ないなぁ・・・。
ん・・・責任を負いたくないって事からか?
そんなK病院に不審を抱き、まずは、落ち着いてからK病院に電話をすることにした。
このとき、T病院の看護婦からの助言もあり、保険所にも連絡することにしていた。
それから、K病院で赤ちゃんが謎の高熱を出したときと、同じ病室の人達(母親)がほとんど同時に高熱をだしたとき、あれがどうやらMRSAに感染したときと見ていいとの助言ももらった。
「どうしてくれるんや?」なんてヤカラを言うつもりはないけど、侘びくらいあってもいいんじゃないかと思った。
とりあえず、命は助かったんやし、今日は自宅で何も考えずゆっくりしよう・・・。
そう決めて4人で家に戻り、しばしの休息。
自宅に戻ると2匹の可愛いネコたんのお出迎え。
ココアは赤ちゃんが気に入ってるらしく、葉月を優しい目で覗き込む。
ショコラはちょっと逃げ腰(笑)
変な生き物だと思ってるみたい(笑)
葉月にミルクを飲ますと10分後に嘔吐・・・。
私と母は退院したことへの不安を隠せなかった。
母
『モラ次郎くん、はよ、帰ってくるん?私、ここに泊まろうか?』
サマンサ
『ええでぇー(⌒∇⌒) 家に帰ってゆっくり寝て~。太陽もあーちゃんとこ、帰る?』
太陽
『うん・・・あっちに帰るわぁ。』
やっぱり、暗い!!!
サマンサ
『なぁ・・・?太陽、なんか、この頃・・・なんか、あったん?』
太陽
『・・・・。別に・・・。』
太陽の横で私に合図をするように母が首を横に振っている。
( `_ゝ´)やっぱり、何かあるんや?
本人に聞くなってことなんやな?って思い、黙る。
とりあえず、太陽がいないとこで母に聞こうと決めた。
この日の晩、旦那の帰宅時間はPM23時。
せっかく、葉月が退院したというのに遅い帰宅に私は不機嫌だった。
モラ次郎
『まぁ、何事もなく退院できてよかったなぁ~(⌒∇⌒)』
何事もなくってなに?
何事って・・・。
葉月はMRSAと戦ってたんやで?
死にかけてたんやで?
モラ次郎は危機感なかったんかな?
言い方が悪いだけなんかもしれんけど・・・。
サマンサ
『M先生に帰り際に挨拶したんやけど、まだ、MRSAは保菌してるやろうって言ってはったわぁ。ただ、いまんとこ、棲み分けがうまくいったのか、落ち着いてるから安心せぇーってことらしい。』
モラ次郎
『ほぉほぉ、んじゃぁ、もう平気やろぉ~(⌒∇⌒) で?金は借りて入院費は払ったん?』
サマンサ
『お金は借りたんやけどな、入院費は1000円やってん(笑)』
私は清算時のやり取りを旦那に説明し、K病院に不当な入院費を取られたことでハラが立ってると言った。
モラ次郎
『お前が払うから悪いねん!そんだけ、パニックなってて救急車よんで転院するって時に払うからやん。』
サマンサ
『へっ?!どういう意味????』
モラ次郎
『今更、返してくれっていっても、返すかぁ~?ややこしいなぁ~。いくら、払ってん?』
私の話、スルー??
どういう意味なんか、☆!☆?☆ (☆_◎) ☆!☆?☆チンプンカンプンなんやけど?
サマンサ
『だから、どういう意味???』
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ あったま悪いなぁ~!お前、赤ちゃんが大変でパニックなってるわけやん?
そやのに、入院費を払わす病院がおかしいねん。
パニックなってて救急車よんで転院するんやから、そんとき払わんと、後で払いに来ますってことにしといたら良かったんちゃうの?
ほんなら、後で返せとかヤヤコシイ事にならんで良かったやん。』
サマンサ
『わけわからん・・・』
言ってる意味は分かったけど、私が払ったんが悪いってこと?
てか、病院にモラ次郎もおったやんか・・・。
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ ほんま、頭悪いなぁー。お前の前の事故んときも、加害者に払わすから払わんでええって弁護士に言われたやろ?』
サマンサ
『あんときは、事故やし、加害者が逃走したからやん。』
モラ次郎
『(´ι _` ) 感染症って言われてんから、そんぐらい気まわしたら良かったのに。
まっ、ええわ、もう払ったんやろ?
しゃぁーないやん。今度、お前、病院行って返してもらってきぃーやっ。』
この時、私の気持ちを察してか、ショコラとチョコが柵を越えて私の元に駆け寄ってきた。
また、ザラザラの舌で私を舐めまくる(笑)
私はモラ次郎に言い返すこともせず、葉月の横に寝そべった。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない! Vol 35 邪魔者
出産退院後~生活編
抗生剤を変えたのを境に葉月の熱は安定し、ずっと37,2°~37,5°をいったりきたり。
M先生は赤ちゃんの平熱は元から高いので、この熱ならもう大丈夫と太鼓判を押した。
そして、意外と早く退院を言い渡されるわけだけど、私と母はこの退院を素直に受け止めることができなかった。
まだ、頭に白いブツブツが残っているのと微熱、(T┰T )嘔吐が気になり、すっきり、熱がとれるまで入院させてほしいと言いました。
M先生
『おかぁーさん、そんなに気にせんでも、モォー大丈夫やてぇー。それより、赤ちゃんが新生児やから他の病気が移ってもあかんし、家に帰ってノンビリするほうがいいと思うけど。
抗生剤も終わってるし、ここで何もすることがないからねぇ・・・。
飲み薬だけ、きっちり飲んでもらえたら、家のほうがええって。』
サマンサ
『ほんまに、大丈夫なんかなぁー?なんか、微妙・・・。』
婦長
『ん・・・まぁ、お母さんが心配されるのもわかるんですけど、赤ちゃんの二次感染を防ぐためにも早く退院してもらうほうがいいと思うんです。
あと、いま、小児科の病棟が満員で、昨日も救急でこられた患者さんが他の病院へ回られたんで。。。』
それって、早く追出し作戦決行?
発病してまだ4日目やん?
サマンサ
『それって・・・病室が満員やから早く追出したいみたいに聞こえますよ(笑)』←率直に嫌味
婦長
『(-。-;)ぃぇ・・・別にそんなわけでは・・・ないんですけど・・・。とりあえず、退院をお考えください。また、決まったら看護婦に言っていただけたら結構ですので。』
サマンサ
『はぃ。わかりました。』
ε-(ーдー)ハァなんか、嫌な感じ~
てか、MRSAって病院では嫌われてるって感じがする?
そっか!
他の患者に移すかも?ってことで早く帰ってほしいねんや?
M先生
『まぁ、お母さん、心配せんで大丈夫やと、思いますよ?少々吐いても飲めてるわけやし。
何かあったら、また、来てくれはったらええねんし。
まぁ、何かあったら困るけど・・・。(-。-;)』
母
『先生、頭の白いブツブツとか咳とか全然治ってないように思うんですけど、ほんまに、大丈夫なんでっしゃろか?
あんなことに、また、ならへんか、心配なんですけど・・・?』
葉月の頭をさすりながら診察するM先生。
難しい顔してるやん・・・?
(¬o¬)----☆ 怪しい
M先生
『ん~。大丈夫やと思うんやけどなぁ・・・。まぁ、今日、一日あるんで様子をみて、このままの調子なら退院ってことでいでしょうか?』
そういって、婦長とM先生は出て行き、私と母は顔を見合わせ、お互いの心配を確かめた。
このまま心配だからとここに居座っても邪魔者扱いされるようだし・・・。
かといって、家に帰っても本当に大丈夫なものか・・・?
MRSAは体からきえてるんだろうか?
菌の棲み分けがうまくいったってことなんだろうか?
熱が下がっただけで、いともたやすく治ったなどと言える様な病気なんだろうか?
疑問の数々・・・。
退院なら退院で、もっと、ちゃんとした説明が欲しいと思った。
それから10分ほどした後、M先生と看護婦が部屋に戻ってきた。
葉月の採血と尿の採取をするらしく、私と母は部屋から有無言わさず追出されたんです。
ここの病院の決まりで子供の注射などをする際、親は子供のそばから離れなければならず、それは、新生児でもおなじようだった。
理由は聞いてないけど、親が側にいると子供が甘えて余計に嫌がったり、親がその子供の様子を見て「なにするのよっ!」などと逆上したり、心理的にも好ましくないことや、なにより、先生たちが作業をしにくいんだろうと思う。
葉月は新生児のくせに痛いことをされるのがわかっているのか、M先生と看護婦さんが近づいただけで大声で泣き始めた。
病室の外にでていようが、葉月の泣き声はきこえるわけで・・・。
私はその声をきくと胸が苦しくなり、苦痛でたまらず、小児病棟のドアの外にでていった。
母も同じ気持ちだったようで、私の後を追いかけてくる。
サマンサ
『ごめん、ママ。ゆっくり、歩くわ。背中大丈夫?』
母
『私のことは気にせんでええから。自分のことと、赤ちゃんのことだけ考えとき。( ´-`)』
母のその言葉で私は胸につかえているものがあふれ出し、その場で大泣きをしてしまっていた。
しばらくして病室に戻るとM先生たちは作業を終えたらしく、病室には赤ちゃんが一人。
誰もいない薄暗い病室の中、小さなベッドで泣いている葉月。
私はすぐに駆け寄り葉月を抱き上げ、赤ちゃんに「痛いことしてゴメンネ」と謝っていた。
泣いている葉月の腕を見ると、青あざができていた。
採血のときに血管が細く、出にくいため、きっと・・・きつく、しばったんだろう・・・。
そうだね、ここにいるより、お家に帰るほうが葉月もいいよね?
そうしよう。明日、お家に帰ろう。
退院を決意し、旦那に電話をすることに。
M先生が言ったこと、婦長が言ったこと、全て話し退院をすることを旦那に伝える。
旦那
『明日かぃなぁ~。えらい、急やなぁ~。明日なぁ・・・。あーちゃん、来てくれはれへんの?』
サマンサ
『いや・・・来るんちゃうかな・・・?来るなって言っても来る人やし・・・。』
旦那
『ほな、あーちゃんに来てもらってタクシーで帰ってきてやぁ~。僕、今日の晩に荷物だけ取りにいったるからぁ~。それやったら帰ってこれるやろぉ~?』
相変わらず・・・や。
タクシー代、なんぼ掛かるか知ってるんやろか?
しってるわな?
8年前の半年ぐらいは、その仕事をやっててんから。
サマンサ
『明日、タクシーで帰るんやったら、今日のお弁当は買われへんし・・・いま、持ち金4000円やから。かまへんかな?』
旦那
『え~ ( ̄ο ̄) 僕、夕飯抜きなん?最悪・・・。』
サマンサ
『退院費、まだいくらかわかれへんねんけど、待ってくれるらしいし。それも、ボーナスで払うってことにしておいてええんかな?』
旦那
『そんなん、恥ずかしいやんか。昨日、言ってたカードで金出して、払っときぃーやぁー。そこの病院、ATMあったやろ?』
サマンサ
『だからさ・・・JCBとかで借りたら金利つくし、分割でもすぐに来月あたりから払わなあかんねんで?病院も待ってくれるっていうてんねんから・・・。待ってもらったらえんちゃうの?』
旦那
『( ̄- ̄メ)チッ そんな・・・惨めったらしい・・・。金利はつくかもしれんけど、それこそ、ボーナスで返したらええねんから、病院代は払っときって!今後のこともあるやろうし、また、いつ、世話になるか、わからんねんから。
印象は悪くないほうがええやろぉっ?なっ、そうしときって。
あっ、どうせ、おろすんやったら晩飯代もおろして、僕の弁当も買っといてな。ほんじゃ、夜いくわな。』
サマンサ
『えっ?いくらか、わからんのに、今日にお金を借りとくの?』
旦那
『20万もあったらええやろ?どうせ、今月は金がないねんから、いるやろぉ?』
確かに。。。今月は既に貯金も使い果たし、財布の中身がすっからかん。
サマンサ
『う・・うん・・・。わかった・・・。』
そして、退院することに。
でも!これでは終わらない!
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
13年は一言で語れない!Vol 34 借金
本日から第三者の会話が増えるため、旦那=モラ次郎になってます。
出産退院後~生活編
感染してから初めて10分も抱っこ。
まだ、グニョグニョだし、高熱だったし、抱っこしたくても出来なくて、ようやくって感じです。
抱っこすると葉月の体温が安心感を与えてくれた。
父がロビーから持ってきた新聞でようやく今日が日曜日だと気づく私。
休みのはずなのに、旦那=モラ次郎が来ないことに少し、腹が立つ。
両親がそろそろ、帰ろうとしている夜の8時に旦那=モラ次郎が登場。
旦那
『あ~、あーちゃん、じーちゃん、来てくれてはったんですか?』
父
『うむ・・・。モラ次郎君も大変やろうけど、頼むわな。ほなワシらは帰るで。』
母
『モラ次郎君もご飯とか洗濯とか気にせんとウチに甘えてきてな。』
旦那
『ありがとうございます。』
両親は葉月を覗き込み、笑顔で帰っていった。
(・・。)ん?車・・・
サマンサ
『車ちゃうの?』
旦那
『ん?車やで。』
サマンサ
『ママ背骨いたいねんから、送っていってあげて~や』
旦那
『ああ~、そうすれば良かったな。』
サマンサ
『そうすれば・・・って、今、帰ったとこやねんから追いかけたら間に合うし。』
旦那
『僕、いま、来たことやねんけどな?歩いてきてはるねんから、歩いて帰れるやろー?』
旦那のその一言で私は何も言う気になれず。
まぁ、来てすぐに「送って行け」と言われるのも嫌だよね・・・。
「でも、どうせ、駐車場料金を取られるのが嫌だから、30分以内で帰るんでしょ?」と、心が呟く。
旦那
『それはそうと、お母ちゃん(義両親)から借りた金、いつかえせる?』
サマンサ
『へ?保険組合からの出産手当で払うんやろ?』
旦那
『いや、お前の悪阻の時の入院費やん。』
なんか、この質問、変じゃない?
(「・・)ン?なんか、変よね?
どこが変って・・・?
家の財務状況わかってる人が、「いつ払える?」って聞いてるの。
私は無職。
出産したて。
赤ちゃん、病気だし。
生活費は全部、モラ次郎の給料からしか出ない。
サマンサ
『いつ、払える・・・って、今の状態じゃ一銭も払われへんわぁ。私、働いてないんやし。』
今の生活状況、、これからの生活状況、わかってるよね?
旦那
『( ̄- ̄メ)チッ また、僕、お母ちゃんに攻められるやん。ほんなら、いつ払えるんよ?』
まるで人事のように言う旦那に躊躇する私。
・・・入院費として私だけが使ったから?
取立てのオッサンみたいやん・・・
サマンサ
『いつって・・・なぁ・・・。とにかく、私が働かな返されへんわぁ。それに、たたでさえ、いま、コンビニ弁当とか買ってるから、結構、お金使ってるし・・・。ぜんぜん、足りへんもん。』
旦那
『足りへんのかいなぁ~。( ̄- ̄メ)チッ』
サマンサ
『なぁ・・・ちゃんと、計算してみてぇー。3人分の弁当とか、お茶とか、いくらかかると思ってる?』
旦那
『( ̄- ̄メ)チッ ま、ええわ。ほんじゃ、当分はお母ちゃんに返されへんってこっちゃな?』
って、私の質問はスルーかよ!
( `_ゝ´)
サマンサ
『うん・・・ん・・・。とにかく、私が働かな無理やし。』
ほんまに・・?わかってへんの????
なぁなぁ、おかしくない???
旦那
『お前、カードとか持ってるやんな?それで出されへんの?』
(゜Д゜) ハア??
サマンサ
『へ?カードってJCBとかの?それでキャッシングして、お母さんに返すってこと?』
旦那
『いや、でけへんねやったら、しゃぁーないけど、出せるんやったらそれで返したらええやろ?』
・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・
借りてもすぐに返済でけへんし・・・。
ほんまに、今の状況わかってるんかっ!?
カードで借りなきゃいけないほど、義母が返済を要求してるってことかなぁ・・・?
ボーナスで払う約束だったはずなのに・・・。
サマンサ
『なぁ・・・?ホンマにわかってて言うてるの?カードで借りれるよ?借りれるけど、私が働くまでどうやって支払うの?』
旦那
『なんでやねん。今までも、お前かりてたやろぉー?分割で払えるんちゃうの?』
確かに、妊娠中の医療費が足りなくて、キャッシングして病院代金を払っていた。
それは、ようやく出産前に少しだけ返せたのに・・・。
こう、話してると、なんか、お金はないけど私が払わないのが悪いんだ・・・って思うようになってきてました。
サマンサ
『ほんなら、御母さんに分割で払うってことにしてもらわれへん?とりあえず、私が働くまで、毎月5,000円やったら無理かなぁ~?』
旦那
『(≧m≦)ぷっ!5,000円て・・・お母ちゃんは僕の車の件で懲りてるから、分割じゃなくてマトメテ返してくれって言うてるし、それは、無理やろぉ~。』
サマンサ
『車の件で懲りてるって、あれは、あんたが悪いんやんかぁ~!』
旦那
『何度も言うけど、あれはお前が買ってもいいっていうから買ったんやで。なんで、僕の小遣いへつって払うんか、わからんわぁ。買ってもいいって言ったお前が悪いんやろ?』
ほんま・・・なんで、私が悪いんかな?
私は話をしていて頭が疲れておかしくなってきそうだった・・・。
サマンサ
『ε-(ーдー)ハァ とにかく、今は無理やし。退院したら働くから、それまで待ってもらうか、5.000円でなんとかOKしてもらってくれへんかな?』
旦那
『まぁ、言ってみるけど、あかんと思うし。お前も、もっとちゃんと考えとってな。
ほな、僕、駐車場の金オーバーすると嫌やし、帰るわなぁ。』
そういって、駐車場料金30分以内は無料!!!っていうのを誇張して、とっとと帰っていきました。
私は旦那が帰った後、ボンヤリとお金のことを考えていましたが、やっぱり、この状況から考えても、キャッシングするのは怖くて・・・。
でも、返すまで、ずっと言われるんやろなぁ・・・嫌やなぁ・・・って思うと、、、、、ヽ(´Д`;)ノ
この日から借金地獄の始まりです。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
- 金森 信二郎, 金森 重樹
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