2019・中国・香港 ★★★★☆(4.1)
監督:ヘイワード・マック
出演:サミー・チェン メーガン・ライ リー・シャオフォン リッチー・レン
父の死を機に初めて互いの存在を知った異母姉妹3人が、父が営んでいた
火鍋店の秘伝のスープを再現しようと奮闘する人間ドラマ。
監督をヘイワード・マク、音楽を波多野裕介が担当。
三姉妹をサミー・チェン、メーガン・ライ、リー・シャオフォンが演じるほか、
リッチー・レン、ケニー・ビー、アンディ・ラウらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
何気に良さそうって横目で見てたけど、ちょっとお安くなっていたので…。
Amazonプライム。330円。
疎遠になっていた父が、突然店で倒れた。
ユーシューは、会社から病院に駆けつけるが、もう息を引き取った後で話す事も出来なかった。
久しぶりに店に来て、渡された父の携帯から、自分の名前に似た知らない名前を見つける。
取り敢えず葬儀の日時をメールで…。
葬儀の日、台北からプロのビリヤード選手でクールな次女ルージー。
重慶からオレンジの髪色で表情豊かな三女ルーグオが現れた。
初めて3人の異母姉妹が顔を合わせる事となる。
香港島大坑にある、父が経営していた火鍋店「一家火鍋」の賃貸契約は
まだ残っており、解約すれば違約金も発生する。
従業員もいるしで、ユーシューは、父の店を継ぐ事を決心する。
しかし、誰もレシピを知らない為、常連客の望む「父の麻辣鍋」のスープが作れない。
客足は少しずつ遠のくが、ルージー、ルーグオも駆けつけてくれる。
三姉妹は、なんとか父秘伝の味を再現しようと奮闘するのだったが…。
<花椒と書いて「ホアジャオ」と読みます>
どうやら呪われている様子。又最後まで書いて消えてしまった。
もうちょっと書いては保存して行かないとヤバいわ。
でもなぁ~、一気に書きたいんよ。この気持ちも分かって欲しいと勝手な事を言いながら
3回目の記事を書く。
でも、流石に嫌になっちゃったのでサクッと簡単に。
(良作だけに一杯書いちゃうんだよね)
<父親のせいで男性不振になってしまうユーシュー>
傍に居て欲しい時に居なくなってしまう父親。一番近くに居ながら一番遠くで恨んでいた。
食事に来いと誘っておきながら、ゆっくりと食事する事すら、席に付く事さえ出来ぬ程の父。
「何の為に帰って来たのよ、食事すらまともに出来ない」と言い放って帰ってしまった。
そんなわだかまりのまま、知らせを受けて急いだが間に合わず、無言の対面。
渡された父親の携帯に名前が似通った見知らぬ人を発見するも、葬儀の日時をメールで。
自分は本当に父親の事を何も知らなかったんだと、思い知らされた。
メールを見て現れたのは腹違いの妹2人。(ぶったまげた)
けれども彼女達が居たおかげで、父親の見送りの食事も何とか滞りなく済ませた。
次女はクールで、物知り。
3女は明るくて、屈託がない。
寂しささえ感じず、ゴキブリに化した父親の魂で、どれ程笑ったか…。
連絡先を交換して彼女達は帰って行ったが、問題は山積み。
店を売るつもりが、看板込みと言われて…、遂、続けることにしますと勢いで行ってしまった。
店は売っても父親の築いた「麻辣鍋」の看板だけは譲れない。
だが、マタマタ壁が立ちふさがる。
「父の麻辣鍋」の素がすっかり使ってなくなって仕舞ったのだ。
全て父親が自分一人でやってきた店なので、コックも素が無いと鍋は作れない。
見様見真似でやっては見るが、常連の目は誤魔化せず…。
もう、ダメだと思った時、現れたのは…。
<父親を病院の食堂で見かけて仲良くなる麻酔医師>「リッチー・レン」氏。
何故だかこの人には本音を言える、良い関係。知り合ってから色々な事を相談する。
(この人とくっついちゃえと思った。バツイチだし、条件はOK)
<元婚約者>「アンディ・ラウ」様。何故か車中シーンのみが残念だった。
リッチで優しくて、温厚でユーシューを見守ってくれている男性。彼も独身。
どうやら、良い人だと分かっていながら結婚に踏み切れなかったのは父親のせいみたい。
でも、今でも頼りになるし…と。
アンディ様とユーシュー役の「サミー・チェン」氏は他の作品でも恋人役が多く
久々に本作で共演となったそう。
リッチー・レン氏とアンディ様は友情出演だそうです。
店の従業員や知人も気づけばユーシューの味方。
其れもこれも…。
この人の対人間の付き合い方がモノを言っている。
どんな過去が有ろうとも受け入れてくれ、親身に聞いてくれ、励ましてくれる。
何時か恩返ししようと思っている人々がユーシューに力を貸してくれる。
(全て亡くなってから気付く。孝行をしようと思った時に親は無く)
ゴキブリに化したり、メッチャハッスルオジサンやなと思えたりしたけど。
えぇ~人やったんやね。(麻辣鍋の素のレシピも書いておいてくれよ)爆。
終わり方も良かったし、兎に角優しい作品。(心が鬼の私は金の亡者が現れるかもと…)
でもさぁ~、幾らなんでもパッと出会った姉妹ですと言われて、こんなに仲良くなる?って
一寸思ったけれど、其れも父ちゃんが…。
(まぁ、ファンタジーでもあるけれどね)
其れと監督は私の大好きな「恋の紫煙」の脚本を書いたお方です。
どこか懐かしい様な、台湾映画の様な優しさも。違うけどな。
見放題になった際には是非に。そして、呪いもついでに貰ってくれい。
(書く度につまらない記事になって行く。これでUP出来ますように)
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