牛乳が実は体によくないという話を、
少し前から私は耳にするようになりました。
小さいころから家でも学校でも骨を強くするため、
カルシウムを摂るため牛乳がいいと育った私には、
寝耳に水でした。
私自身は牛乳の味が苦手で嫌いだったので、
学校給食で出されていた牛乳以外は、
飲んでいませんので、あまり影響はありません。
では、なぜ体によくないのか?
スポーツ栄養CAの講習と昨日紹介した
宇田川久美子さん著「それでも薬剤師は薬を飲まない」
の内容を合わせてご紹介します。
まずは、「乳糖不耐症」。
牛乳に含まれる乳糖を分解するには、「乳糖分解酵素(ラクターゼ)」という
酵素が必要になります。
スポーツ栄養CAでは、
「日本人は、牛乳に含まれている糖質を分解する酵素を
3%の人しか持っていない。」と習いました。
また、先ほど紹介した本には、
「日本人の約40%で、この酵素活性が
うまく働かなくなると言われています。」
日本人はなにせ、乳糖を分解する酵素が少ないということです。
だから、牛乳を飲むと下痢などの症状がでる人がいるのです。
次に、カルシウムが奪われる
本で紹介されている内容は、
牛乳には確かにカルシウムも含まれているが、
それ以上に多くのリンが含まれていて、
そのリンには、カルシウムを体外に排出する作用があるとのこと。
ということは、牛乳を飲んでも牛乳に
含まれるカルシウムはリンとともに流れ出てしまうというのです。
しかもリンは、体内にあるカルシウムまでも奪ってしまうのだ。
最後に、抗生物質等の影響
人間の母乳とは、赤ちゃんが産まれて卒乳するまでしか出ないものです。
牛も同じはず。それなのにスーパーには豊富に牛乳が並んでいます。
スポーツ栄養CAのテキストに書かれているのですが、
「妊娠中や出産後、休みなく搾取するために、成長ホルモン・
女性ホルモン等を投与され、病気になるので抗生物質を
投与される」とのこと。
成長ホルモン・女性ホルモン・抗生物質等を投与してまで、
搾取された牛乳は本当に体にいいのか?ということだと思います。
牛乳についてはいろんな意見があるので、
一概に「体に悪い」と言い切れるのかわからないのですが、
こういう現状があるということをお伝えできればと思います。
私は、これからも牛乳を飲むことはないと思います。
なぜなら小さいころから好きではないから。