2023年4月16日(日)、奈良の旅の続きです。

 

室生龍穴神社と奥宮の「吉祥龍穴」を散策した後は、

今回の旅のメインと位置づけていた室生寺へ。

龍穴神社から川沿いの道を走ること2分で到着しました。

 

 

 

 

できることなら近い駐車場へ停めたいと思っていましたが、

計画どおり旅館橋本屋の手前の駐車場に駐車できました。

 

 

開門時間まであと数分もなかったと思います。

こちらが境内図です。

 

 

まずは太鼓橋を渡ります。

 

 

 

橋から見た左右の景色です。

 

 

川沿いには旅館や茶店が並びます。

 

 

太鼓橋を渡ると正面に表門が見えて来ます。

 

 

表門の奥には、季節になると秘宝展等が開かれる慶雲殿や、

奥書院、表書院、本坊などがあります。

 

 

8:30に表門の前が開放されると、右方向へ歩いて行きます。

 

 

突き当たりの受付で入山料を支払います。

すでに4~5組の方が来ていらっしゃいました。

 

 

 

さらに奥に進むと仁王門が見えて来ます。

 

 

できるだけ前の人たちとの距離も開けたかったので、

まずは仁王門手前にある授与所に立ち寄り、

室生寺オリジナルの御朱印帳を購入し、

早速、室生寺の本堂の別名である

悉地院(しっちいん)」という朱印を書いていただき、

龍穴神社の書き置きの御朱印もいただいてきました。

 

 

室生寺と言えば、春のシャクナゲと秋の紅葉が有名です。

お花にはそれほど興味はありませんが、

「女人高野」と言われるほど、女性に人気のお寺だったので、

過去に2度ほど旅行社のバスツアーに申し込んだことがあります。

 

 

GWを中心としたツアーとして企画され、

「シャクナゲの室生寺と牡丹の長谷寺」を訪ねるものでしたが、

GWの混雑を避けて、GW前の週末を選択したからか、

2度とも催行人数に達しなかったということで中止。

今回が3回目の計画で、とうとう来ることができました!

 

 

でも、私の目的はシャクナゲではなく、

国宝の五重塔・金堂・本堂などの建物を見るのが楽しみでした。

ただ、今年は桜の開花が全国的に早かったので、

いつもはGW頃に満開を迎えるシャクナゲも、

もしかしたら少し咲いているかも・・・と淡い期待を抱いていたところ、

境内に入った途端、あちこちにピンクや白の花が

目に飛び込んできました。

 

授与所の女性の話では、すでにシャクナゲはほぼ満開で、

こんなに早く満開になったのは初めてらしく、

地元の人も驚いているということでした。

シャクナゲも私たちを歓迎してくれたみたいです。

 

それでは、境内の散策に向かいましょう。

階段が多いのがわかりますね。

奥之院は諦めて、ゴールは五重塔です。

 

 

まずは仁王門をくぐります。

 

 

この門は昭和40年(1965年)11月に再建されたものです。

 

 

門の朱塗りも仁王像の色も、まだ色鮮やかです。

 

 

 

仁王門の裏側です。

帰りに撮ったので、太陽に照らされています。

 

 

左手に見えてくる池は「バン字池」と言い、

梵字の「バン」の形をしていて大日如来を表しています。

 

 

 

 

この先が室生寺の名所の一つである「鎧(よろい)坂)」。

昔、母に室生寺のことを聞くと、

「長い階段がある所」と話していました。

 

 

自然石が積み上げられた階段の様子が、

編み上げた鎧のように見えることからこの名がついたとのこと。

 

 

石段の両脇には低木の石楠花が植えられ、

それらを見守るように高木の枝々が茂っています。

 

 

登り始めると石段の頂きに金堂の屋根が見えてきます。

 

 

 

坂の途中、左手に弁財天が祀られていました。

 

 

こちらが国宝の金堂です。

 

 

この先は、次回にご案内します。

 

(つづく)