2023年10月28日(土)、
奈良奥山ドライブウェイ・奈良奥山コースの続きです。
ちょっとコースから離れて寄り道しました。
この大原橋を渡ってしばらく走ります。
道は更に狭くなり、ここは一方通行ではないので、
念のため、気を付けていなければいけません。
特に春や秋に訪れる人が多い時は要注意です。
しばらく行くと、行き止まりとなり、
広々とした空き地に車を停めました。
トイレもありました。
傍らにはこんな看板が立っていました。
ここから石段を下りると鶯の滝があり、
反対に石段を上ると興福寺別院があります。
まずは100mほど先にある滝を見に行くことにしました。
100段ではなく100mなので、自分の体と相談しましたが、
比較的石段が浅かったので、
ゆっくり行けば大丈夫かなと判断しました。
途中平らな道もありました。
全部で150段くらいあったでしょうか・・・。
私は手前左の高い所から滝を見下ろし、
兄は滝の目の前まで行って写真を撮ってきてもらうことにしました。
こちらが鶯の滝です。
佐保川源流とされる滝で、高さは10m程度。
平安時代後期の歌人・西行がこのように詠んでいます。
「三笠山 春はこゑにて 知られけり 氷をたたく 鴬のたき」
垂仁天皇の后“沙本毘売命(さほびめのみこと)”は、
兄である“沙本毘古王(さほびこのみこ)”への深い思慕から、
お腹の御子を帝に託して兄と運命を共にするという
悲話にまつわる古事記ゆかりのスポットです。
全国の滝めぐりをしている兄が撮った写真です。
意外と水量があって、静寂の中に水音だけが響いていました。
兄が夢中で写真を撮っている間に、
私はゆっくりと石段を上って行きました。
ちょうどゴールした直後に兄も追いつき、
今度は道路を挟んで向かい側の石段を上って行きました。
(つづき)