2024年1月1日、16:10に能登半島を襲った大地震で、

輪島市と珠洲市は壊滅的な被害を受け、

まるで戦火の跡の焼け野原のようだ・・・と

朝市のおばあちゃんが語り、呆然と佇んでいました。

 

同じビルで働く一番仲良しのお姉さんは、

輪島市門前町の出身。

実家には誰も住んでいませんが、

時々帰っては庭の手入れや、家のお掃除をしていました。

 

2007年の能登半島沖地震では、家が少し傾くも、

何とか半壊で済みましたが、

今回の地震では目の前の總持寺祖院も大きな被害を受け、

ますます心配になったのですが、まだ道路が寸断されて、

見に行くことすらできていませんでした。

 

しかし、今朝、お姉さんからのメールに、

区長さんから電話があり、赤紙が貼られたと・・・。

やっぱりか・・・と本人も覚悟はできていたようですが、

思い出がいっぱい詰まった実家、

今後どうすればよいかもわからない状態だそうです。

 

その門前町の總持寺祖院をはじめ、

滝めぐりや輪島の海岸をドライブしたのは2021/9/3。

まだ2年あまりしか経っておらず、

記憶も鮮明に残っているのに・・・。

 

この年、總持寺祖院は開創700年を迎え、

それに間に合わせるように前回の地震の修繕も完了。

この年はたくさんの信者や観光客が訪れていたので、

私たちも8:00の開門時間に合わせて行きました。

 

受付の方に「お早いですね」と言われ一番乗り。

結局、約1時間、兄と二人っきりでのんびり散策しました。

こちらが参道の入口の門。

 

 

今回の地震では灯籠が倒れて粉々になってしまいました。

 

 

そして、参道を進むと右手に見えてくるのが芳春院。

前田利家の正室まつの菩提寺です。

 

 

完全に倒壊してしまいました。

 

 

2007年の地震で大きな被害を受けた山門は、

修復にもかなり時間がかかっていました。

こちらの被害は不明です。

 

 

七堂伽藍のお寺ですから、

建物と建物が廻廊で結ばれています。

こちらは山門から続く廻廊です。

 

 

回路が無残に倒壊してしまいました。

 

 

こちらは昨日1/17にHPで公開された内部の写真です。

 

 

元の美しい姿をまた見せてほしい。

 

 

地下を揺らしている大きなエネルギーが、

早く沈静化して、安心して暮らせるようにして下さい!

とただただ願うだけです。

 

 

この日はその後、山中にある3つの滝めぐりをしました。

まずは男女滝(なめたき)。

 

 

 

 

地元の方でも知らないという桜滝。

あまり水量はないのですが、大きな滝でした。

 

 

 

 

こちらは形が珍しい桶滝、水量も豊富でした。

 

 

 

 

 

これらの滝がどうなったかはわかりません。

自然も美しいけれど、

やっぱり能登は人がいいんですよ。

 

「能登はやさしや土までも」

 

私が仲良くなる人は、なぜか能登出身の人ばかり。

みなさん優しいし、温かいし、にこやかで明るい。

会えば、みんな好きになります!!

 

地震が落ち着くのはいつかわからないけど、

復興したら、またぜひ遊びにいらして下さいね。

 

(つづく)