オトコの人って、なんで浮気するんだろ~、って話しになった時に、よく男性がおっしゃるのが、「本能がそうさせる。」、とか、「上半身と下半身の人格は違うんだよ。」とか、わかるようなわからんような、そんな理屈を聞かされるものです。
信じられないほどによくできた、聡明で美しい女性を妻にしているにもかかわらず、しっかりちゃかり浮気をしちゃってるような男性のことは、やはり女性としては理解にくるしむというか、それをどう納得していいものやら落としどころに困るのです。
どんなに頑張っていい女を磨いても、結局浮気されるんだったら、テキトーでアホでいてもいいんじゃないのか、って気になるんだもん。 なんかそれって、女性として、頑張るモチベーションが否定されるよね。
お料理の腕前はプロ級で、しかも家事は完璧で、なのに特別な才能があって、外では仕事で大成功してて、さらに美しく聡明で、誰からも愛されるような女性を嫁に持ちながらでも、それでも何故にオトコって生き物は浮気をするのだろうか。
そういう場合の男性のお決まりの解釈と言うのが、「毎日フランス料理食べてたら、たまにはお茶漬けがべたくなるでしょ」ってやつなのです。
「たとえ御馳走でも、毎日だと飽きちゃうでしょ~」って理屈なんだけど、まあ、そう言われてみれば「なるほどそうか~」とうっかり納得してしまわないでもない。
人間って、性欲は本能といえども男女で異なるものだから、お互いが理解し合えるのはどだい無理って話しです。 シンプルに理解しようと思うと、食欲という本能の極みである”食べ物”に当てはめられると一番理解がしやすいものかもしれないです。
しかしだ。 そもそも結婚というのは、健やかなる時も病める時も、ともに相手を愛し支えあうこと。
つまり、妻を一生愛するという誓いは、「僕は”サッポロ一番みそラーメン”を食べます」と誓った以上、一生”サッポロ一番みそラーメン”を食べ続けなければならないというのと同じことなわけです。
同じメーカーでも、”塩味”や”しょうゆ味”は認められない。 ましてや”ラ王”や”まるちゃん正麺”に浮気するなど、もってのほかということです。
そう考えると、「なんかそれってすげー」とか思ってしまい、感慨深いものがある。
以前、「つまり、ケッコンってそういうことだよね。」とある既婚男性に話したら、「そうですよ、だからだんだん食べなくなっちゃう…。」というお返事がかえってきて、深く感じ入ったことがあります。
なるほど、そういうことなのか…と、妙なところで納得しちゃった。
というわけで、それならば、トッピングに工夫を凝らすなりして、飽きさせないようにする工夫が必要なのでははないでしょうか、女性は。
そもそも、”サッポロ一番みそラーメン”の袋自体も、相当盛ってあるよね。 コーンとか卵とか野菜とか。
実際、あれだけを調理してみたら、なんとも侘しいことになる。 それこそ、日本の「詫び寂(わびさび)」の概念などはすっかりと超越した仕上がりになってしまう。
つまり、最初にある程度、自分を盛って見せといて選んでもらったのならば、あとは盛りのバリエーションで、飽きさせない工夫が必要なのではないのか。
たまにはシンプルにネギのみで表現してみるのもよし。 コーンやパプリカで彩りを加え、華やかにしてみるのもよし。
たとえば、”日清のどん兵衛きつねうどん”と決めたら、一生変更はゆるされないけれど、昨晩の残りのカレーをトッピングして、”北のどん兵衛カレーうどん(北海道)”風にアレンジすることはOKなのです
女も、創意工夫と努力が必用なのである。
これらは、いずれも”サッポロ一番みそラーメン”のアレンジだそうです。 かに玉風やクラムチャウダー風らしい。 ネット検索したら、思った以上にすごいバリエーションのアレンジが登場して驚きました。 アイディア次第でどれほど盛れることか。