いずれにしてもご本人の言い分も。。。と思っていたので静観していたが、いちおう会見が為されたので、書いておく。


連日の報道を見ながら、違和感を感じていた。


当たり前の話だが、生活保護の制度趣旨を踏まえない受給は正当化されない。特にメディアに露出することで収益(しかも、かなりの)を得ている芸能人であれば、不当な受給を受けていたことを非難されることも当然。




しかし、今回の場合、違和感を覚えるのはそこではない。




まだメディア自身が匿名記事の段階で、飽くまでネット上の噂でしかない段階で、




☆政治家が、自身のブログ等において、いち早く実名批判を始めたこと


及び


☆国政調査権をちらつかせて迫ったこと



に対する違和感である。




テレビなどに出ている芸能人は一種の準公人としてメディア批判に晒される。それは一種の有名税であるし、そもそも、メディア露出で飯を食っている以上、彼らがそれをトヤカク言うのは逆説的だろう。



しかし、一方で、政治・行政の立場、からいえば、どんなに有名人であれ、私人に過ぎない。違法行為を非難するのはいいが、飽くまで私人としてプライバシーは尊重しなければならないし、法律上の権限を有する、いわゆる「当局」が権限に基づいて調査なり捜査なりを行う場合を別にして、広範囲な権力を有する政治家が権限を対私人に対して行使することは抑制的でなければならない。



生活保護制度そのものの欠陥を調査し、その是正を図るための手段として、一事案を取り扱う、という姿勢ならば仕方ない面もあるが、今回の一連の事の進み方はそういう感じを受けない。逆に、有名人をダシにして政治家自身が売名行為に用いたように印象すら受ける。



結局のところ、彼らから、制度改正の提案がないからだし、もっと言えば、あまり国民生活の改善に貢献しないような仕事をしたフリをして、多額の議員歳費を、それこそ生活保護的に受け取っている、数多くの議員の問題を放置したまま、そして、未だに多くの国民が苦しんでいる景気低迷を放置したまま、一私人を非難して悦に入っている政治家の姿に、寧ろ辟易するからだ。





度々同じことを書いているが…




20年夏季五輪:東京が1次選考通過…3都市決戦へ

http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000e050147000c2.html



”(前略)


東京は最終選考で落選した16年夏季五輪に続く再挑戦となるが、報告書はまとめの総論で東京を「理事会で立候補都市に選ぶことを勧める」と提言した。国立競技場を改築してメーン会場とし、選手村から半径8キロ圏内に大半の競技会場があるコンパクトな配置計画に加えて「行政も強く支援している」と評価した。しかし、昨年の東日本大震災の影響も加味され、特に原発事故後の電力供給に「監視が必要」と記した。国民のさらなる盛り上がりも促した


 東京招致委員会の竹田恒和理事長(日本オリンピック委員会会長)は「上のステップに立てて大変喜ばしい。計画に自信を持って最高の五輪が開催できることを訴えたい」と語った。東京と争うイスタンブールは「イスラム圏初の五輪」を目指し、マドリードは3大会連続の五輪招致となる。”




***



前回も一次は通過しているので、今回の通過は当然といえば当然。



しかしやはり…



このまま、アホな”脱原発”迷走が続けば、例え8年後とはいえ、電力不足問題が解消する見通しはない。



前回も落選の大きな要因となった国民・都民の支持、が結局、今回も問題点として指摘されている。厳密には前回は国民全体の支持はそこそこだったものの(日本でオリンピック、は希望されている)、肝心の開催地である都民支持が十分に得られなかったのに比べて、今回は国民全体の支持に不安要素があること(財政難で消費税増税が議論されている中、そして、震災復興等、予算を振り向ける先は五輪よりも優先度合いの高いものが多い)と、むしろ悪化しているきらいもある。



マドリッドは懸念がある欧州、特に南欧の景気対策の起爆剤としても見込まれるし、トルコはイスラム界初、という点でイスラム諸国の支持を得やすいし、9.11テロ以降のイスラム融和が世界的なテーマであえる点も鑑みれば、遥かに意義は高い。



どう考えても、東京招致は分が悪いし、成功しないなら、これ以上予算を割くことの必然性はない。





何人かいるが、筆頭に挙げられるべきはやはりこの人だろうか?




沖縄県民、野田政権に怒り=鳩山元首相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120519-00000051-jij-pol



”民主党の鳩山由紀夫元首相は19日、テレビ東京の番組で、復帰40周年記念式典のため首相退任後初めて15日に沖縄を訪問したことについて、「沖縄県のために戦おうとした(自身の)気持ちを(県民は)分かってくれた。今、必ずしも県民の側に立って(野田政権が)戦おうとしていないことに対する腹立たしさ、怒りを感じて帰ってきた」と語り、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県外移設を目指すべきだとの考えを重ねて示した。
 一方、鳩山氏は、消費増税関連法案の採決で造反するかどうかを問われ、「今、ここで明言しない」と言及を避けた。また、「(採決は)まだこのタイミングではない」と述べ、衆院本会議での採決を急ぐべきではないと強調した。”




ここまで開き直られると自分の記憶が間違っているのだろうか?と思ってしまうが、2010年5月28日、日米共同声明により辺野古移設を(再)確認したのは、紛れもなく当時の鳩山首相である。




もうボケてしまってきているのだろうか?精神障害がない限りは、この人は間違いなく死刑である。