HORAC流作戦の立て方 その5① | Dr. honwoodのお話 不妊治療

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いつも卵の質が悪いと言われている方①

 

最近、体外受精をしているが、受精が起こりにくいまたは受精卵の質が悪く妊娠できない方が増えています。不妊治療はストレスの多い治療なので、回数を重ねるほど、そして長く続けるほど卵子の質が低下します。

 

これは卵子のミトコンドリアの質が低下するからです。ミトコンドリアは卵子が分割するためのエネルギーを作っている「発電所」なので、ミトコンドリアの質が悪くなったり、数が少なくなったりすると、細胞の大きな変化である細胞分裂が出来なくなるのです。卵巣の刺激法が合っていないとミトコンドリアに影響することもあります。

 

  一般的に、こういう患者様は意味のない成功率の低い体外受  

  精を繰り返しています。なぜなら、当院以外ではミトコンド 

  リアの機能の悪い方のために対策が何ら行われないので仕方 

  ないのです。

 

  中には、「数をやっていればその内に良い卵も出るでしょ

  う」といわれ、延々と費用のかかる体外受精を続けて心身と

  もにボロボロになっている方がいます。体外受精は繰り返せ

  ば良い結果は出るというものではないのです。むしろ、採れ

  る卵子の数は減り、質もどんどん悪くなります。