「ある少年の告白」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~


実話に基づく映画。

主人公ジャレッドは
自分が同性愛者だと気づく。
そのことを知った両親は
同性愛を治療する矯正セラピーへ
彼を連れて行くのだった。

そこで彼を待ち受けていたものとは・・・

というようなお話。

両親を
ニコール・キッドマン&ラッセル・クロウが
演じていたことで注目したのですが

その内容も非常に興味深いものでした。

正直、映画自体、
最後の結末に至るまでの過程は
そんなに盛り上がるものでもなく
静かに、暗く(テーマがテーマなので)、
淡々と進んでいくので
そこまで面白いとか
入り込める感じではないです。

なので若干
退屈に感じてしまう部分もあるのですが

この映画の結末は
非常にいいものになっていました。


自分を偽って生きることの残酷さ、無意味さ

本当の自分を見つめ、
本当の自分と向き合い生きることの大切さ

そういったものの大切さを
教えてくれる映画でした。

周りの目を気にして生きることをやめ

本当の自分を信じ、
生きることを決めた時
その人の人生は輝くものになるんだ

と強く感じさせてくれる映画でした。


パンフレットの一文に

この映画が誰かの命を救うかもしれない

とありましたが

この映画には、
そういう力が絶対にあると思いました。

同じような悩みを抱えている人には
きっと希望の光のように
静かに胸に入ってくるのではないでしょうか。


満足度・・・65%