私の気持ち。
今日は 真面目に 記しておこうと思います。
前にも記しましたが 癌になった事はもう仕方がないわけで、治療をする この一択だからジタバタも悲しみもありませんでした。
きっと そう思えたのは 初期で見つかった
のでステージに怯える心配がなかったからだと思います。
取ればお終い。
だから私は病気を怖いとは思わなかった。
でも ガン という2文字が持つパワーの凄さは判っていたから
癌ですねと言われた時
「あ〜この瞬間から私は、大切な人を哀しませてしまうんだな…」って思った。
それは とても哀しいことだった。
それから、次女桃花には 本当に申し訳なかったと思う。
私が離れて暮らす長女には言わないと決めたせいで、同じ娘としての立場で心の中を吐き出せる場所を作ってあげれなかった。
私が泣いたりしなかったから 彼女の目に溜まった涙をこぼさせてあげることも出来なかった。
あの頃、皆んな少しづつ強がって、お互いがお互いの大切な人のために平気なふりをして必死に心のバランスを保とうとしていたように思う。
義母にも入院中の面会はやめてほしいとお願いした。
18歳で嫁いできてから20年間大きな 病気もせずに いつも元気印だった私。
なので義母には私の元気な姿だけを見ていてほしかった。
桃花もお見舞いに来たいと言ってくれました。だけど 私はお断りした。
鏡に映る私は、顔色が悪く 少しやつれていて、その上 尿バックをぶら下げてる私が いくら元気やで〜って 明るく言ったって 娘に映る私は 大丈夫ではないはずだから。
もう充分過ぎるくらい心を傷めたであろう彼女に もうこれ以上心配かけたくなかった。
手術が終わってひでくんが桃花に送ったLINEの返事に
「きっと辛い日もあっただろうに最後まで本当に強い母でいてくれてた。だから私もがんばれた!」と書いていたそうです。
強い母かぁ〜。見せれてよかった。
土曜日の夜、姉も来てくれた。
病気が判ってから泣いてばかりだった実母。
父の病気の上に私まで...
罪悪感に苛まれた私と涙の母を支えてくれてたのが姉でした。
いつも私の性格を理解し寄り添ってくれて本当に感謝です。
日曜日の夕方、
お母さ〜んって目にいっぱい涙を溜めて、だけど、こぼさないように満面の笑みで現れた桃花。
まさかの出来事にビックリし過ぎて目が点になった!
一気に全身、血がみなぎりましたwww
顔見れて良かった〜って話す桃花を見て
私は間違ってたのかもしれないと思った。
彼女は私が思うよりもずっと 大人だったんだと思う。
一緒に戦ってくれてありがとう。
一度も涙を流さなかったのは 私が強いからなんかじゃない。
皆んなが強さを分けてくれたから強くなれたんだと思う。
本当に感謝でいっぱいです。
残念ながら膀胱癌の再発率は高いらしい。
癌がいなくなった私の膀胱。
ここからがスタート。
だから 記しておきたい。未来の自分へ
再発しても 絶対にへこたれたらアカンよ!今より年下の君は 強かったぞ!って。
わたしは絶対に負けない!
次回は
おいおい この強気なおまえはどこいった編です