自律学習を目指す | 高校生専門キャリア教育塾(OGI塾)塾長・親子コミュニケーションコーチ 荻原嘉一郎のブログ            

高校生専門キャリア教育塾(OGI塾)塾長・親子コミュニケーションコーチ 荻原嘉一郎のブログ            

高校生専門のキャリア教育塾(OGI塾)塾長であり親子コミュニケーションコーチの荻原嘉一郎の仕事に関するブログ

こんばんは。高校生専門キャリア教育塾の荻原です。いつも、ブログを読んでいただき、ありがとうございます!

夏休みも終わり、高校の新学期も始まっています。私の高校生の子ども、OGI塾の塾生共に、宿題の量が多く、四苦八苦していたようです。
子どもの宿題内容を横から見てみると、”提出すればOK””中身はどうでもいい”という感じが漂っています。

苦労している姿を見ながら、「”宿題”とは何なのだろうか?」と考えてしまいました。自分がやりたい学問、習得したいと心の底から思っている技術などであれば、黙っていても、自分自身で工夫しやるでしょう。やりたくないことを無理やりやることで、学生にとって、無駄な時間・エネルギーが消費されています。また、”適当”にやった宿題の内容をみる先生方にとっても無駄なパワーを消費するのではないでしょうか。

そして、それは”宿題”だけではないような気もするのです。高校で行う授業・勉強は、「高校で習得すべき各学科の内容を3年間で分割」して先生が教えています。”習得すべき内容”は、各学生の側の”都合”は 基本的には加味されず、学校・国の都合で決められます。あるタイミングで教えられることは、そこで理解しないと、あとでは教えてくれません。(補習などはありますが)

なんかおかしい気がします。”好きなタイミングで学びたいことを学ぶ”ようにならないとおかしいと思います。今は、学ぶ気になれば、Web上で無料・有料ありますが、いろいろな授業を受けて、学ぶことができます。もう、学校という場所の位置付けは変わるべき時が来ている気がします。

私の知人でも先進的な先生たちは、それに気づき、”ただの知識伝達型”の授業から変化させていこうと活動をしてます。

さて、私の仲間で、”佐伯和也”という男がいます。私より大分若いのですが、私の尊敬する男です。彼が常々いっていることは、”子どもは自由に好きなことをやらせればいい”。
そして、”自律学習”(=自分で考え、自分で行動し、自分で責任を取る)を身に付けて、自分の意志で好きなだけ学習するようになってもらうようになってほしい と言っています。彼は個別に家庭教師を行っているのですが、本当にそのように子どもと接しており、”結果”を出しています。私も、彼の”自律学習”に共感しており、OGI塾の塾生が目指すことになっています。
佐伯氏のブログ:http://ameblo.jp/sinosakura/

前職のシステムエンジニア時代の話を少しします。ここでの学びは、すべて”自律学習”でした。発生している問題を解決するためには、学習する必要がありました。解決のために、マニュアルを読む、書籍にあたる、知ってそうな人を探して聞く、問題の再現をして調査などを行います。”解答”がないからです。強いプレシャーもありましたが、”自分で学習し解決法を考え実行する”こと自体が楽しかった。それで解決した時の喜び、安堵感は忘れられません。

そして、そういった経験を積むことで、平時でもより深く学ぼうと思い研鑽を積むようになります。”資格”なんかあってもなくても同じだ みたいなことをいう方もいますが、私はそうは思いません。
経験と学びの両輪があって、はじめて”1人前”の技術者になれるからです。経験だけではだめなんです。学びの達成度を測るのに、”資格”は有効だと思ってます。

OGI塾塾生は、塾卒業時に”自律学習”ができるようになっています。今年の3月末に塾を卒業したTくん、現在高校3年ですが、親御さんがびっくりしています。周りにいわれるまでもなく、自分で計画をたて、学習を進めています。成績もうなぎのぼりにあがってきているとの連絡を先日うけました。非常にうれしかったです。

しばらく大々的に行っていなかった塾生募集ですが、事務所兼教室も整備でき、あらためて募集開始いたします。説明会も定期的にできるようになりましたので、明日のブログで詳細を告知いたしますので、お楽しみに!