ツバメさんお帰りぃ〜♪ | 一郎のだまされ日記

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チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

1週間前の3月16日(火)に、毎年恒例になっている「ツバメさんが帰って」まいりました。もう20年以上毎年になりますけど、うちの工場の第一と第二のそれぞれのレーサー整備室に、いつの年も今頃、東南アジアから長い旅を経て生まれ故郷の我が家に帰ってきます。

 

そして2回の子育てをして、すべての雛が元気に育てば「1回目子育ては5羽+2回目子育ても5羽+両親=合計12羽」で8月頃にはまた東南アジアのどこかの国に旅立ちます。

 

親子合わせて合計12羽が無事に育つ確率は半々で、ツバメの天敵は「猫と蛇とカラス」と言いまして、うちの工場は山のすぐ横で「猫とカラス」は巣の位置的に襲うことは無理ですが、蛇には3回ほどやられた経験あり。それも「飛び立つ寸前」の一番ふっくらした美味しい時期を狙ってやってきます。

 

たとえ天敵に襲われなくても「病気や栄養失調や不慮の落下」によって残念な結果になる事もあります。動物園の生き物でなくて「自然の中の生き物」には、手を出さず「なすがまま、自然のまま」が鉄則で「ただ見守るしかない」のも人生ですね。

 

 

写真を見てわかる通りに、尾翼の長いのがオスで、短いのがメスです。普通はオスだけが先にやってきて工場内を飛び回り始め、何日か後に「ネェちゃん、いいホテルあるぞ」とメスを連れ込むのが手順。

 

でも今年は何故か、いきなりオスとメスの男女ペアで仲良くおいでになりました。順調にいけばツバメさん達が家賃も払わずに出て行くのが5ヶ月後の8月です。それまでの日々、毎日「ツバメさん元気!!」って天井を見上げ、家族が増えたみたいでとても楽しい毎日を過ごせます。