府警本部が喫煙を推奨ぅ〜?? | 一郎のだまされ日記

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チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

 

今は「くわえタバコ」しながら何かをしている人は、めったに見ないし少なくなりました。でも一昔前は、くわえタバコしながら何かをするというのは、たくさんいたというよりも、それが一つのステータスシンボルの時代。若い人は知らないでしょうけど、その昔に「太陽にほえろ!」というテレビ番組がありまして、石原裕次郎や渡哲也のくわえタバコシーンがカッコよかったのです。特に裕次郎が吸っていたタバコが残り少なくなり、無造作に指先でピーンと遠くへ投げ捨てるシーンは「男の中の男」ですね。

 

またその時代、「ザ、ガードマン」というのもありまして宇津井健や藤巻潤のくわえタバコもカッコよかったのです。「太陽にほえろ!」の刑事部屋も「ザ、ガードマン」の事務所も、テレビの映像なんだけどパチンコ屋やマージャン屋と同じく煙モウモウです。

 

'85年に警察を退職してトライアル世界選手権に挑戦するために、初めてヨーロッパに本場の世界選手権スイス大会とドイツ大会を視察に行きました。この時に初めて思ったこと「先進国は禁煙化というより、分煙化が進んでいる」ですね。屋外でも屋内でもどこでもここでも、タバコは吸えません。38年前でこれでしょう。

 

はい本題に入ります。写真の「マル機」マークの入ったジッポーのオイルライター、大阪府警の「本部機動隊員と交通機動隊員」全員に配られた官製の、まあ単純に言えば支給品ライターです。つまり大阪府警が「タバコを吸うことを推奨している」とも思えるような支給品。

 

 

イチローさんは「人生でタバコを吸った経験がない」から、こんな支給品の官製ライターなんかいらないんだけど、なぜか記念にとっておいてよかったですね。大阪府警のイチローさんと同世代前後のもう退職されている方で、まだこの官製ライターをお持ちの方はいるのかしら。

 

「タバコは百害あって一利なし」と申しますけど、タバコを吸っている方に「やめろ」という気はありませんが、せめて吐き出した副流煙をイチローさんに吸わせないで下さいね。食道ガンの3期のaまで進んだ身としては、次に転移するのは肺ガンだと医者から脅されていますので、よろしくお願いいたします。