今回の要請について少し整理してみよう。 | PSブログ-ぱちんこ店雑感-

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5/9に業界6団体が警察庁に招致された件について少し整理してみようかと思います。

 

5/11には全日遊連が組合員に対してHP上で文章を掲載し指導された内容を報告しました。

 

掲載された内容に関しては、楽太郎さんが全文を載せてくれてますのでいつも通りお任せw

 

スロット旧基準機の撤去は早まる-警察庁が段階的な設置比率減の目標見直し等を指導

 

今回全日遊連の動きが早かったのは、

昨今情報が独り歩きしてデマ情報なども乗っかって拡散するのを防ぐ為だったのかなと。

今の時代、情報を業界内だけで留めておこうとしても不可能な訳ですし、良い対応だと思いますね。

 

 

今回の指導内容は簡単に言うと、

 

「新基準に該当しない遊技機(以降 旧基準)やら、目立つ高射幸性遊技機の撤去早めい!!」

 

という事です。

 

 

そもそも旧基準に関しては2015/6/24に設置比率の目標を定め、

高射幸性遊技機に関しては2015/9/30に優先的に撤去する事で各団体で合意しています。

 

では現状はどういった状況かというと、

 

旧基準の設置比率に関しては、

昨年12/1時点では約1割のホールが目標を達成出来ず

業界団体の対応の遅れもあり、かなり後手後手にまわりぐだぐだ。

結局今年の4/1まで有効な策を講じる事が出来ずにやったもん勝ちを4ヶ月も放置

今年の12/1の目標も業界全体では達成出来るでしょうが、

個々のホールにおいては多分達成出来ない(しない)ホールも出てくるでしょう。

 

一方高射幸性遊技機に関しては、

全体の台数自体は減っていってはいるものの

旧基準のうち高射幸性遊技機の占める割合は増える一方となってます。

合意内容とは全く反対の動きになってしまっている訳ですね。

 

ではなぜ警察はぱちんこMAX機の撤去の時のように強制力を以って対応しないのか。

 

これは法的な根拠が薄いからですね。

 

ここのところ国会で民進党議員が色々とこの件に関して取り上げ、

法を犯しているのではないか!?というような質問を度々ぶつけている訳ですが、

色々とズレた質問が多いので私などは辟易としている訳です・・・

 

サブ基盤で出玉を制御している所謂旧基準は

サブ基盤自体も保通協で検査していますし、別に保通協で隠して適合させていた訳ではないのですよね。

色々な角度から、旧基準=違法機というような印象操作をしようとしているのですが、

射幸性が高いダメ!!という論調の方がまだマシな気がしますね。

 

警察がぱちんこMAXの時のようの強権を発動させない理由は、

保通協が正式に適合させた機械をメーカーがホールに売ったにも関わらず、

それをまだ検定期間が残ってるにも関わらず強制的に撤去させようとするには無理があるから。

 

だからこそ業界に圧力を掛けて業界内で自主的に撤去を進めるように促している訳です。

 

まぁこれはいつものやり方なのですが、

依存問題などが社会問題化している中ではそれも仕方がない訳です。

 

だからこそ業界団体で話し合い、一昨年から徐々に設置比率を下げようとしてきたのですが、

流石に自分達で決めた取り決めすら遂行出来ていないのですから警察の催促が入る訳です。

今年の12/1までの目標はありますが、その先の全撤去までの道筋は描けていませんし、

依然として高射幸性遊技機は市場に大量に残っている訳ですから

そろそろ最終的な道筋を業界が示さないといけない時期ではあります。

 

 

では今後はどういった形で進んでいくのか!?

 

私は予想屋でもエセコンサルでも無いので特にこうなる!!とか言うつもりも無いのですが、

半月ほど前にも「○○までに撤去がーーー!!」とか、「誰々がああ言っていた」

みたいな話はまぁ殆ど無視して大丈夫ですw

 

この警察庁からの要請の話が出た後も

「日工組が撤去期限を○○か○○で話合っている」

というような話を真に受けてそれを元に色々な事を吹聴しているエセな方々を多く見かけますが、

そもそもなぜメーカー団体である「日工組」が期限を決められるのか!?

 

30%という比率目標の期限を前倒しにするにしろ、撤去期限を設けるにしろ、

それを決めるのは全日遊連や日遊協などのホール団体な訳です。

 

日工組や日電協としては、撤去となれば特需となり新台は大量に売れるでしょう。

今回の話が出た事によって、新台売れるぜ!ひゃっほーー!!というメーカーもあるようです。

 

完全にクズだなぁ・・・と思う訳ですが、

メーカーの方々が完全に勘違いしているのは、

 

ぱちんこの時と違い、ホールには一切法的な責任が無いという事。

 

ホールの負担の事を考えずに安易にメーカーが撤去させようと働きかける事があれば

ぱちんこの時以上にホール団体との軋轢を生むことになるでしょう。

 

警察の意向を忖度しつつホールの負担なども考えつつ

最終的な撤去までの道筋を描かなくてはいけない組合などは本当大変だなぁと思いますが、

なるべくホール、しいてはプレイヤーに負担の掛からないような決定をして頂きたいものです。

 

まぁ難しい問題ですから、今すぐにこれらについて進展があるとも思えませんし、

とりあえず普通の業界人はガゼ情報には惑わされずに行きましょう。