そういえば、

有給休暇以外に

特別休暇という制度がある。

 

 

内容はいろいろだけど

生理で勤務が困難なときも

使える休暇。

 

 

社会人デビューした会社は

わりと自由に

この休みを使うことができた。

 

 

 

今の職場だって

制度があるのだから

本当は使ってよいはずだし、

これがもし生理でなく、

外部からの出血で、

動くのもつらい、となると

人道上

働かせるのはどうなのって

そういう考えになると思うけど、

実際に生理で休みますとか

言う人いないし、

言えないのが現状。

 

 

出勤したら最後、

様子見ながら…どころか

トイレすら行けないこの仕事。

2日目3日目の山場は

肉体的にも精神的にもしんどい。

使いものにもならない。

できれば家でじっとしていたいのが

正直なところだ。

でも、休めない。

 

 

そして、

何か汚したり、

身体壊したりしたら

自己責任。

 

 

日々の残業や早出も

暗黙の了解で

この世界の人は

自分の家族の時間や健康を削りながら

黙ってタダ働きしてきた。

 

 

家庭が壊れても

身体が壊れても、

誰も守ってくれはしないのを

わかったうえで。

 

 

それでいいって

思っているわけではないけれど

静かな圧力に屈している。

 

 

大人も子どもも疲れ果てている。

 

 

しんどいときに

しんどいから休みますって

言えない世の中。

言ってもいいよって

お飾りの制度だけ鎮座している。

 

 

もし、

そうじゃなくなったら、

この手術を受けなくても

やっていける人が

少しだけ増えるのかな。