乙武洋匡さん&武田双雲さん ~お礼を込めて~ | かや&とものブログ

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拡張型心筋症+WPW症候群+重度脳萎縮+難治性てんかんを患う4歳の息子を中心にしたブログです。

今日も茹だるような暑さが続いていますが、もう8月20日。

あっという間に夏は過ぎていきますね♪



さて、最近 書道家の武田双雲さんと、乙武洋匡さんにご相談

させて頂く機会がありました。


勿論、個人的に面識があるわけではありません叫びあせる


武田さんには武田さんのブログを通して、 また、同じ内容の物を

お二人の対談番組(インターネット上のニコ生というものです)で

複数寄せられた悩み相談の一つとして選んでいただきました。



 私は「子供の難病・障害・に悩んでいる」 けれど、

 視点が変われば別の見解が産まれるかもしれない。

 といっても、自分が別人格になれるわけでない・・・

 前向きに生きる方から、お知恵を頂戴できないかなぁ・・しょぼん



その思いから、ご相談をし、恐縮ながら お二人から意見を頂く事が出来ました



それは、私だけではなく、多くの悩みを持つ方々にも読んでいただきたい

と、思うご返答でした。そこで、ここにアップさせていただきます。






まず、乙武さんはを以下のような事を言われていました。


  

  「自分で話す事も、歩く事も出来ない

  そんな子がこの先生きていても意味があるのかどうか?」

  

  その意味があるのかどうかを親が決めてしまってはいけない 

  とすごく感じます。

  

  それは本人が決めることだし、意味がない事だと決めて親が断定して

  命をぞんざいに扱うようなことはあってはならない


  つまり自分の子供の生命が喋れようが喋れまいが、歩けようが歩けまいが

   

  自分が産んだ子供が幸せになれるために 

  親が全力を尽くす何ら変わりがない事だと思う

   

  それがたまたまた喋れない 歩けない事で

  「この子はきっと幸せになれない」 

  と決めつけて、親がそのサポートを怠ってしまう事が一番怖い

 

  勿論なんの障害のない、なんの病気も無い子を育てるよりは 

  大変な事は多いとは思う

   

  けれど、目的は消して変わらない、ゴールは消して変わらない

  子供の幸せをねがう そのために親が出来ることをする 

  そこはぶれずに尽力してあげてほしい

  

  その結果ベストを尽くした結果子供が幸せになれるか?

  そこまではわからない 

  不安の方が大きいからやめてしまうとか

  この先、生きていても意味がないんじゃないかと考える 
  
  それとは別の事だと思う」

 

  

 

 また、乙武さんのご両親については、こうおっしゃっていました


   「僕が一番感謝をしているのは、僕が生まれた時、両親は

   「一生寝たきりなんじゃないか」と思ったらしいんです。

  

   だから、僕が何をしてもプラスだったらしいんです。

   
   たとえば・・・寝返りするようになった 歩くようになった 食べた 字を書いた。

   

   普通に手足がある子を自分たちが育てていたら

   「あれもできないこれもできない、ほかの子供と比べてこんな所も劣っている」 

   とマイナス点を見つけてしまう、愚痴をこぼしてしまう 

   
   そんなな育て方をしてしまっていたかもしれない。

   

   けれど、スタートが「一生寝たきりかもしれない」というところだったから 

   何をしても「プラス、プラス、プラス」にとられられた。

 

   その思いをあなた本人(乙武さん)にも伝えて、
   育てられたのが良かったのかもしれない

   と母は言っていました」 


 と。

 

武田さんからのご回答に関しては、詳細は武田さんのブログに掲載されています

ので、ここでは簡略化させて 書かせて頂きます。


 

   「自分を責め始めると どつぼにはまる。


   とにかく自分を責めないで欲しい

   こういう時こそ

   今の状況でがんばっている自分を

   ほめてあげて下さい。

   愛してあげて下さい。

   自分を愛する人間は強くなれる。

   目の前の困難。

   自分ではどうしようもないことを

   どうかしようとしてもしょうがなくて、

   だから

   結局は、

   「腹をくくる」


   よし!この先どうなるかわからないけど、

   何があっても、できるかぎりのことはする。

   でもできないことはできないと諦める(明らかに観ると書いて諦める)

   という覚悟とか決意。

   それで僕の暗闇はパーっと開けたことがありました。」



 上記のような  

 お二人からの新たな視点を頂き、本当に本当に感謝しております。

 

 

 まだまだ、とてもじゃないけど、子供の病気を「良かった」とは思えません。

 

 しかし、起こってしまった事象に対し、嘆くことも、不安になる事も、
 選択するのは自分自身です。


 また、息子に関わってくださる医療者の方々、家族、周りの方々、

 そういった一人ひとりの方々の支援なくしては、この命は続いていない

 

 そこに立ち返ると、

 私ひとりの勝手な解釈で「不幸せ」と悲しむのは間違っていますよね。

 (それでもやっぱり、色々辛いんですが汗

 

 病気をもった運命を、前向きな心によって乗り越え、

 母として、強くありたいと思います。

 

 

 最後にお礼として、ブログ右側に、お二人の著書「だからこそできること」
 の紹介をさせていただいております。

 

 どうか、お二人の存在が、言葉が、多くの方の助けにもなりますように。

 

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