卵管造影検査は問題なかったのですが、それでも癒着している可能性は高いでしょうか?腹腔鏡をしたほうがよいでしょうか?
このような質問がありましたのでお答えします。
クラミジアは抗生剤の内服で治癒することが可能です。
ただそれはあくまでクラミジアが治癒することであり、クラミジア感染症によりできた卵管周囲などへの癒着が取れるということではありません。
クラミジア感染から治療までの期間があいている場合、癒着が広がっている可能性があります。
また卵管造影検査が問題ないということが必ずしも癒着がないこととイコールではありません。卵管造影はあくまで間接的な検査にすぎません。
卵管造影検査は正確性に欠けているため、妊娠しない場合には、腹腔鏡検査をして癒着がある場合にはしっかりとした剥離術などの治療を受けるべきかと思います。