日々の食事が食育なのです私が保育園で30人分の食事を作る時丁寧にお野菜の下ごしらえをするのはちびっ子が食べやすいようにとか煮崩れないようにとか味が染み込みやすいようにとかだけじゃなく私が作るお給食が「かぼちゃの味」であり「野菜の味」として大きくなった時に味覚の記憶や煮物の記憶の一部になるかもしれないからです。もちろんご家族で美味しいご飯を食べてるけれど中には煮物が出ない家庭もあり最近では、和食が並ばない食卓もあるとか。今日も100個近いかぼちゃの面取りをせっせと心をこめて。厚削りのカツオを40分煮込んで出汁を取りみりんとお醤油の優しい味付けでコトコト煮込む。かぼちゃ煮の出来上がり。面取りが深いのは0歳から食べられるようにしているからです。食べてくれる人を想ってお料理をする。幸せな仕事です。