『ワイルド7』 邦画っぽくない、スタイリッシュなアクション・エンタテイメントはオススメ♪ | ketchup 36oz. on the table ~フードアナリストの小さな日記

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『ワイルド7』



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(C) 2011「ワイルド7」製作委員会


“少年キング”は、大人の香りがして、こっそり読まなければならないような雰囲気がありました。

もちろん僕は後期(一番盛り上がってた頃)しかリアルタイムではわからないのですけれど、

楳図かずおの『猫目小僧』、荘司としおの『サイクル野郎』、日大健児の『ドッキリ仮面』、松本零士の『銀河鉄道999』、といった人気作を連載していました。

中でも、望月三起也の『ワイルド7』は別格的な存在で…

バイクや銃のディテールまでこだわった描写や、スケールの大きなストーリーに、痺れまくってました。

“ゴルゴ13”は大人過ぎるのだけれど、でもちょっと背伸びしたい僕らの世代を夢中にさせたのが、この『ワイルド7』なのだ、と言えます。


はたして、その名作が実写映画になるという…

正直言って大丈夫かなぁ、というのが最初の印象だったのですけれど。

で、結論から言うと、これまでの日本映画の枠にはおさまらない、スタイリッシュなアクション・エンタテイメント作品となっていました♪


原作を知らない方でも、

血しぶきが飛び交うシーンとかが苦手でない方には、

是非ぜひオススメしたい映画です。


まずはキャスティングがいい!


ワイルド7演じる7名全てが、バイクの大型免許を持っているのが素晴らしいでしょう。

(パイロウ役の関ジャニ∞・丸山隆平は、キャスティングが決まってからの取得)


主演の瑛太の、スタントなしのバイクさばきは要注目です!深キョンタンデムでの疾走シーンは、素晴らしいですね。

宇梶剛士は…もうお手のものでしょうけれど、アメリカンな長いフロントフォークのローダウンスタイルが決まりまくってます。やはり、貫録が違います!

椎名桔平の存在感、丸山隆平の意外な?ハードボイルド感、そして阿部力や平山祐介もいい味だしてます。

マニア心をくすぐるのは、B・B・Q役の松本実―。愛車がヤマハのSRで、愛用の銃がワルサーPPKですからね…

それだけでも素敵な、蜷川幸雄の秘蔵っ子です。


そして、深田恭子…

深キョンです♪♪

ヤッターマンも、豆富小僧も、夜明けの街で、も観ちゃったし、やっぱり本作も観ちゃうのだけれど…

やっぱりカワイイですね。

それが存在価値なわけで。

この役はあってないよね、なんて議論はそもそもナンセンスなのですよ。


中井貴一、ここまできたならば、名人芸の域でしょう。

本仮屋ユイカは、幼く見えるのだけれど(スイングガールのイメージ)、もう社会人でもおかしくない年なのですね。

要潤は、本当は仮面ライダーなのだから、ワイルド7に頼ることなく本仮屋ユイカを助けなければいけませんね(笑)。


吉田鋼太郎 、、中原丈雄の演技も光ります。


最後に…


邦画の場合、最後のさいごで、エンディングの曲にがっかりしちゃうパターンが多いのですけれど…

本作においては、ばっちりはまってますよ、L'Arc.~en~Ciel♪

そういう意味でも、

稀な邦画の、オススメ作品です。



映画『ワイルド7』公式サイト

ワイルド7 - goo 映画


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監督 羽住英一郎
脚本 深沢正樹
原作 望月三起也
プロデューサー 阿部秀司
音楽 川井憲次
主題曲/主題歌 ラルク・アン・シエル

キャスト:
瑛太(飛葉大陸)、椎名桔平(セカイ)、丸山隆平 (パイロウ)、阿部力 (ソックス)、宇梶剛士 (オヤブン)、平山祐介 (ヘボピー)、松本実 (B・B・Q)、要潤、本仮屋ユイカ、中原丈雄、吉田鋼太郎、深田恭子 (ユキ)、中井貴一 (草波警視正)