東京生まれ、東京育ち(しかも下町)、な私が、
恵方巻きというものを知ったのは、社会人になって初めての赴任地、
大阪でのことでした。
もうずんぶんと昔の話ですけれども。
なんや、恵方巻きも知らんのか、今年は○○○の方角やで。
なんて、最初は冗談言われてるのかと思いましたよ、本当に。
ああ、関東と関西では、食文化ひとつとってもこんなにも違うんだな、と。
それが今じゃ、そもそももとから全国区な行事であったかのように、
コンビニ・スーパー・デパートと…節分には商魂たくましく商品が並ぶようになりました。
これ、関東以北に広めたのは、大手コンビニの無理やり感のあるプロモーションの功績といえるでしょう。
それぞれの地方に残る伝統的な行事や食習慣を、継承していくことは必要であるけれども、
過度にビジネス的な戦略から全国に広めていくような標準化推進企画は、いかがなものか。
いまじゃ巻き寿司ばかりでなく、生春巻きやスイーツまでへの波及も!
下の写真は、「恵方春巻き」だそうで。
クイーンズ伊勢丹にて、購入。