育休中、久しぶりに仕事関係の人とランチすると

必ず話が出るのがAirbnb。

旅行業界にいる人にとっては、ここ数年注目の存在です。

 

立ち上がって日本に上陸したころは、知らない人とルームシェアするなんて!

と、そのビジネスモデルに半信半疑でした。

が、その当時、自分は

Coughsurfing(無料で知らない人を自分のソファに泊めるSNSのようなもの)や

Homestayweb、HomestayFinder(いずれも有料で自分の家にHomestayとして泊める)

に登録して、実際に受け入れたりしてました。

ていうか、それが主流でした。

 

なのに、なぜかAirbnbはHomestayとは違うなーと感じてた。

たぶん、Homestayという、ある意味学生さんとか、留学生を主流に部屋を貸して

自分はHostfamilyとしてお世話してあげる、という関係性ではなくて

宿泊施設とお客さん、という、あくまでもビジネス関係、というものと

宿泊施設並みに、料金を収受する、ということに違和感を感じてたかも。

 

2012~3年頃かな、どんなユーザビリティなのか、どんなサービスが裏で動くのか、など

リサーチがてらHost登録してみたら、ちょうど3月から4月にかけての

イースター休暇時期と重なり、わんさかリクエストが入ってしまった。

すぐ返信できなかったら、「返信率50%」とか、ホスト画面にデカデカと表示されるし、

単純に「空いてますか?」だけの得たいの知れない無礼に感じる質問だと

返信せずにいたら、次第にサスペンドされて、自分の部屋はリスティングされなくなってしまいました。。

 

CtoCのサービスなので、きちんと、ゲスト側へサービスレベルを提供できる人かどうかも

審査されているのだな、その仕組みに感心したことを覚えています。

 

あれから、数年たって、2015,6年には、提供するホスト、家の数が飛躍的に伸びて

さらに、オフライン(メッセージのやり取りを通して予約を確定させる)ではなく

オンラインでの即時予約が可能な機能を付けてから、他の予約サイトと遜色がなくなり

Airbnbの存在感が増したように思います。

 

旅行業界ではだれもが知る存在になったものの(一般的には知らない人の方がまだまだ多い)

日本ではまだまだ誰が使っているのかね?という、年配の方や日本人の声はちらほら。

同僚の中国、アメリカ、台湾など外国人は、もう民泊は特別な存在ではなく

感覚的には旅行者の半分は使っているよ!と声高々に言ってましたが

実態が見えないのと(旅行業界には届かない)実感としては、規制されている部分が多かったからか、それほど、ない、と思われていました。

 

が、しかしーー、我が家に遊びに来る友人(20-30代)の海外からの友人は

もはや当たり前にAirbnb。

立地はバラバラで、知らない駅が多いけど、都内。

特に新宿、銀座、品川などのターミナル駅ではなくてもいいみたい。

GoogleMapもあるし、民家でも全然大丈夫、だって。

 

そんなこともあり、昨年はホスト登録してみて、1か月のうち1週間だけVacancyにして

リスティングを再開してみました。(何年ぶりかに)

そしたら、すぐ予約入る!

1か月起きに、一週間ずつ、アメリカ人(20代の学生さん)、台湾人夫婦(50代)を

受け入れました。

 

優れているなーと思った点は

 

・オンライン予約を促そうとする

 お互いにとってメッセージでのやり取りは時間もかかるので

 ホスト側は条件やペナルティを設定し(女性のみ、静かな人、ペットが苦手じゃない人、、など)、それを受け入れることを条件に即時予約機能を使うように何度も誘導されました。

 が、まだ不安なので、それは避けておきました

 

・入金はチェックアウト後翌日

 宿泊業界と旅行業界では毎月1~2回の振り込みで1か月後などもザラだと思うのだけど

 毎回、チェックアウト事に振り込まれる即日入金って本当、ホストにとっての利便性と安心感はかなり高いし、Airbnbに対する信頼感にもつながる。

 しかも、数年前は確か、Paypalなど限定的だったのに対し

 銀行、郵貯他、海外送金なども対応していて、ありがたい。

 

・値付けがスムーズ

 スマートプライシング機能ってのがあって 

 繁忙期、閑散期、立地、貸し切りか、シェアか、などに合わせて

 自動的に値付けをしてくれます。これかなりありがたい!

 土日祝日や、繁忙期(長期休暇)などは値段上げたいものね。

 この1日1日設定するのは面倒な作業を自動的にしてくれるし

 連泊割引とかも提案してくれる。

 なんて、優れたサービスなんだ。。

 

・写真も無料?!

 部屋を見せるためには写真が大事。

 素人かプロで部屋のきれいさ、明るさ、広さなど全く違って見えるんだけど

 それを無料でプロのカメラマンが撮りにいきます、ってサービスがあった。

 今もやっているのかな?さすがに、終了しているか有料かもしれないけど

 収益をあげたい人にとっては、かなり有難いサービス。

 

 

民泊は、まだ規制緩和が始まったばかりだし

ゴミや騒音、セキュリティ問題などもあって周辺に住む地域の方にとっては

賛否両論ある。

だけど、実際にサービスを受けたり、提供するホストにとっては

なんて優れたサービスなんだ!と感心する点が多い。

これから社会に受け入れられるサービスにするには、

サービスを提供するホスト側にかかっているな、と改めて感じる経験でした。