敗血症性による意識障害の方の入室がありました。

 

 前日時点ですでに2Lの輸液を実施してもらっていて、入室時の平均動脈圧が100以上を保てていて、尿量も1ml/kg/hr以上を確保できている状況。足を上げても血圧は変動せず、エコーをしても虚脱所見は全く認めず、むしろ溢水所見を認めていたので、時間輸液量を60ml/hrに設定したのですが・・・

 

 その日の夕方回診時・・・

 

 「この腐った輸液設定はなんだ(怒)」と部長の一言・・・

 

 さっきの所見を受けて今必要なのは大量輸液ではないと判断した点を説明していたところ、話し終わった瞬間に

 

 「どうでもいいから、200ml/hrにしてください」とのこと・・・

 

 時代の壁というのは恐ろしいものです・・・(続く)