秋鮭漁と陸準備2013 | 【心声(ココヘ)プロジェクト】

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今日の「正義」が明日の「悪事」。明日の「悪意」が未来の「正論」。
今を生きる人が為すべきこと。「今」を「未来」に繋ぐこと。


陸の朝。

よく
「船を待つ間なにやってんの?」
と聞かれます。

私にだって仕事あるのだ!!
私にだって!

…ということで、
【秋鮭漁・陸仕事編】
を書いてみようと思います。

※何日にも分けて書き溜めてました。
 大体、普段はこんな感じの毎日。
 トラックおんちゃん待ち時間なんかに
 ポチポチメモっていたものです。
 また追記する可能性があります。



ーーーーー
まだ薄暗い5時50分頃
漁師さんたちが出港します。


写真が暗いので、
ちょっと明るくするとこんな感じ↓


それを見届けたあと
6時00分 プレハブ周りのゴミ掃除
6時10分 イケス掃除
      (1tイケス)

      こいつらを立てて! 


      中を洗う!

      そして戻す!




6時20分 ハブとの交流
(日により5時半~5時50分で朝食)

      最近、呼ぶと顔を出す。
      雨の日に限り
      プレハブの下でのご飯を許す。



ーーーーー
ハブとの交流が無い日は
トラックおんちゃんを待ちつつ、
雨の日は雨宿りをしつつイケスを洗う!

カッパ歴3年目に突入の我!
ーーーーー


6時20分 トラックのおんちゃん登場

      ウィングを全開放!
      おんちゃんが持ってきた
      いけすの氷を!

      KOMATSUさんの!

      KOMATSUさんの!
      フォークリフトでおろす!

      氷をいけすタンクに入れて
      氷水を作る!


(氷水タンク数は日により変わる
         =魚の量に応じて)


      多い時は12本~を準備!
      (目安は10本ほど)


7時10分 塩竈のお兄様方が登場!
      準備するイケスタンクの
      数量を確認!
      
      準備を終えたら
      船待ちカゴ配置!
 

      

8時~   おかえり船!
      船が帰ってくると
      カモメのやろめらが
      喜んでついてくるのです。

      ↓空でポツポツしてるのが
      バードミサイル搭載の
      鳥型・小型爆撃機である。



      
      帰港、水揚げ!

      

ここからの時間は
慌ただしすぎるので
写真は撮る余裕などないのでございす。

陸上げした秋鮭さんは
男性の方~、女性の方~
に仕分けして計測、氷水へ。

少年少女(小さなやつ)、
古強者(歴戦のキズ有り)等も
分けて計測、氷水へ。

これを繰り返して、
すべてのお魚さんを氷水へ。

仕分ける魚がなくなったら
氷水いけすのお魚さんを
トラックへ積み込み。

トラックのおんちゃんが
魚を運ぶために出発。

港の方は、明日の準備(船の整備・いけすの整頓)をして終了!!


文字で書くと簡単な感じですけどね、
体力ですね、力仕事ですね、
陸仕事だけなのに疲れてしまいます
ワタクシ。。。

船から帰ってきて
陸の仕事もする漁師さんは

体力すげーえなぁ!


…と思うのです。


そんな感じで、
怖い台風も落ち着いて
真っ盛りな秋鮭漁。


夏の暑い時間に助けていただいたお水
間切包丁やペンキセット

何度も追加でお願いするたび
すぐに贈ってくださった金庫リングや
ステンレスリング。

売上で購入させてもらった
水産チャックやロープ。

たくさんの人からの贈り物、
全部全部使って
今年も無事に
秋鮭漁が行われています!


ブログをなかなか書けず
報告が遅れてしまいました。


たくさんの人の応援が
たくさんのお守りになって、


今期の秋鮭漁が去年よりもステキな時間になりますように!

遠くからいつも見守ってくださっている皆様、本当にありがとうございます!


磯浜の漁師さんたちは今、
とっても元気に頑張っています!


ドルト.





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(河北新報より引用)

躍る秋サケ、漁港に笑顔 宮城・山元町磯浜漁港


水揚げした秋サケに水を掛ける漁師


 東日本大震災で大きな被害が出た宮城県山元町の磯浜漁港が秋サケ漁で活気づいている。17日は小型の定置網船2隻が出港。約1キロ沖合で定置網に掛かった胴回りの太い秋サケを甲板いっぱいに積んで戻ってきた。
 17日の水揚げは約2トン。漁師らが手早く選別してコンテナに詰め、トラックで石巻市の魚市場に運ばれた。県漁協仙南支所山元の大和郁郎運営委員長は「15日には6トンが水揚げされており、これでも少ない方だ」と話した。
 同漁港は津波で漁船約30隻がほぼ全滅。船、網などが限られた中、組合員18人が共同で定置網作りに励むなどし漁を続け、昨秋は震災前水準の約110トンを水揚げした。
 今季も約100トンを見込む。大和委員長は「秋サケが多く揚がるのは港にとって明るい材料」と笑顔を見せた。

2013年10月18日金曜日

( http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131018t15027.htm
引用ここまで)