リンドウ | 秋桜花子の独り言

秋桜花子の独り言

日常のちょっとしたことをボチボチ綴っています

花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」

花言葉の由来…「悲しんでいるあなたを愛する」は、悲しみをイメージさせる青紫の花色に由来するといわれています

 

  リンドウ科リンドウ属

  学名:Gentiana scabra

  英名:Gentian

  和名:リンドウ(竜胆)

  原産地:日本、中国、朝鮮半島、シベリア

 

 属名の学名「Gentiana(ゲンティアナ)」は、薬効を発見した古代ギリシア・ローマ時代のイリュリア最後の王ゲンティウスに因むといわれています

 リンドウの仲間には古代エジプト時代から薬用になるものがあることが知られていました

現在でも薬用として栽培されており、漢方では竜胆(りゅうたん)という生薬として利用されています

 花名の「リンドウ(竜胆)」は、中国でこの草の根が胆汁のように非常に苦いことから、最上級を表す「竜」の字を冠して「竜胆」と名付けられ、その音読みの「りゅうたん」が転訛したとも言われています

 日光ではリンドウにまつわる次のような言い伝えがあります

ある日、修行者の役小角(えんのおづの/634~701)が日光の山道を歩いているとき、ウサギが雪の中から竜胆を掘り出して舐めているのにし遭遇しました

役小角が不思議に思いウサギに尋ねると「主人が病気なのでこの草を探していました」と答えました

役小角も試しにその草の根を病人に飲ませてみると優れた効き目があることがわかりました

役小角は「これは二荒神のお告げに違いない」と考えそれから後、日光ではリンドウが霊草になったといわれています