「選択」は、ギリシア神話のトロイ戦争の原因となった「パリスの審判」（昔ある結婚式にすべての神々が招待されましたが、不和と争いの女神エリスだけは招かれませんでした

これを怒ったエリスは宴席に乗り込み「最も美しい女神に与える」として黄金のリンゴを投げ入れました

するとこのリンゴをめぐって自分が最も美しいと信じていたヘラ（神々の王ゼウスの妻）、アテナ（知恵と戦いの神）、アフロディーテ（愛と美の女神）の三女神が争うこととなりました

困ったゼウスは、羊飼いの美少年パリス（イリオス王の息子）に判定をさせることにしました

そこでパリスを買収するために、ヘラは「力と富を与える」と言い、アテナは「戦いにおける勝利」を、アフロディーテは「世界一の美女」を与えると言いました

パリスは「世界一の美女」を選び、アフロディーテに黄金のリンゴを与えました

しかし「世界一の美女」はスパルタ王メネラーオスの妻ヘレーネのことで、これがイリオス攻め（トロイア戦争）の原因となりました）に因むといわれています

 

　　　　　バラ科リンゴ属

　　　　　学名：Malus domestica

　　　　　英名：Appie、Apple blossom(リンゴの花)

　　　　　原産地：カザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタン

 

　俗にヨーロッパでは、「イギリス人はリンゴ」「フランス人はナシ」「イタリア人はイチジク」に精通しているといわれています

イギリス人に言わせると「フランス人とイタリア人はリンゴの味を知らない」だそうです