”太田知事” | クジラ怪人の琉球釣り日記

クジラ怪人の琉球釣り日記

2011年3月11日
世界は変わってしまいました。

現在進行中の危機への対処を考えていきたいと思ってはいるのですが。

正直、うまい回答は無いのが現実ですね。
一緒に考えていきませんか。
少しは何かできることがあるんじゃないでしょうか。



県民投票の結果、70%以上が辺野古反対。


正直普天間の危険除去が優先だと思う私には意外な結論でした。もう少し拮抗した結果が出るかなと思っていたのです。


もし、日本全国で投票を行ったらどうなっていただろうか、と思うこともあります。


沖縄の基地問題という言われ方をしますが、私は、日米安保の問題だというとらえ方をしています。


沖縄に基地があるから問題なのではなく、他国の軍隊が日本にあることが問題なのだと思うのです。


他国の軍隊が日本にあることを考えずに、沖縄においておけばいいんだろうと思うのは、これは、差別の問題です。


原発と同じで、危ないものは遠くにおいておけばいいという発想です。


場所の問題ではなくて、そもそも、米軍基地がどうして日本にあるのかという問題については思考停止させてしまう、ただ、ただ、場所の問題に置き換わってしまう。

これは、意図的な情報操作だと思っています。


日米間の対等なパートナーシップを求めて、また、防衛とうものについて、もう少し国民がまともに考えられるようにならないと、いつまでたってもこの国の独立は見えてきません。


自国の軍隊が違憲であるという異常な事態

専守防衛などというありえない妄想。

現実は、米軍に対する補給部隊に過ぎない。

なぜ、攻撃力という最大の防御ができないような軍隊を持たされているのか?

なぜ、9条、不戦、非武装という非現実的な憲法があるのか。

その憲法をかなり拡大解釈して生まれた自衛隊があるのに、核攻撃能力まで備えた米4軍が日本に駐留しているのか?


日本が敗戦国だから仕方がないという意見があります。


しかし、講和条約が発効すれば、戦争は終わりです。


問題は敗戦国だからではないと思います。


日本列島の位置が問題なのだと思います。


仮に日本が戦争に負けていなくても、この状態が作られてしまったかもしれません。


もう、敗戦が濃厚という言うよりも確実な状況で、なぜ、アメリカは多大な犠牲を払って沖縄上陸戦を行ったのか?


広島、長崎に核兵器を使ったのか。


どれも必要なかったはずです。


全ては、今の日米安保、つまり、戦後の軍事的パワーバランスを考えてのことであって、日本を打ち負かすためではなかった。もう、日本はとっくに負けていた。すでに、ミッドウエイで負けて勝負あっていますから。


戦争に勝っても、負けても、私は、日本に米軍基地があったと思うのです。


戦争に勝っても日本は核保有ができなかったと思うのです。


大切なことは、思考を停止させずに、なぜこうなっているのかを考えることだと思います。


問題は辺野古じゃない。


なぜ、日本にアメリカの基地があるのか、ここだと思います。


そこを考えることにより、見えてこなかったことがたくさん見えてきます。


フクシマのことも、原発再稼働についても、考える糸口が見えてきます。


この国がどんな国だったのか、そして、実は何も変わってないんじゃないのかってことも、見えてくると思います。