4月29日昭和の日に、大蔵海岸で児童虐待ゼロを目指し、ギネスに挑戦! | 谷町 邦子★荒野のこぼれんぼう

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2016年4月29日(金)、昭和の日にオフィスイーストジャパンスタジオグリタのメンバーも参加する、児童虐待ゼロの社会を目指す「明石で手をつなぐ会」が、大蔵海岸公園で人々が手をつなぎ、その人数でギネスの記録に挑戦しました。




1990年の調査開始以来、上昇を続け、2015年には8万8931件に達した児童虐待。
人とのつながりやぬくもりが解決の糸口になるのではないか、そんな考えから兵庫県自動車整備振興会明石支部の高崎勝会長らが後援となり、有志を募って「明石で手をつなぐ会」が発足。



当日、メンバーの方々は朝10時から会場設営をはじめ、受け付けは14時から。祝日の大蔵海岸は多くの家族連れで賑わい、ふじやんの歌や、キッズダンス「エボリューションクラブ」の元気一杯のダンスに多くの方が集まってきました。



受付を終えた参加者の方々は、「子ども虐待防止」のシンボルマークであるオレンジリボンとミネラルウォーターを受け取り、ピンクの旗にメッセージを書きます。



明石市、魚住から参加の女性は「継母との関係を保つために実父から虐待を受けてきました。自分が親になったら絶対虐待をしない、と思っていましたが、子どもをきつく叱った後は不安でいっぱいだった」と虐待の連鎖を断ち切ることの難しさを語ってくれました。

神戸市長田区から小学生の子どもと共に参加の女性は「子どもを見守るというのはとても神経を使うこと。母親ひとりでは難しく、周りもフォローが必要。子どもだって母親以外にも相談できる相手がいた方がいい」と虐待防止には協力できる仲間の大切さを、

応援に駆け付けた一般社団法人 明石青年会議所の木下善晶さんは「虐待の原因は人間関係の希薄化にもある。手をつなぐという、一見アナクロな方法が、もっとも基本的なコミュニケーションとなると思った」と参加の意気込みを話してくれました。

いよいよ15時から、見ず知らずの参加者同士でギネスの世界記録に挑戦。県や市の議会の議員の方々、市長、オフィスイーストジャパンスタジオグリタのメンバー、そして大蔵海岸公園に集まってくださった参加者の方々が輪になってつなぎます。公式のルールでは1分間手をつないだ状態を保たなければいけないので、ピンクの旗が上がるのを合図に「手のひらを太陽に」をみんなで歌いました。



結果は残念ながら、現在のギネス記録の2000人には届かなかったのですが、149人の方々で手をつなぎ「児童虐待を防ぎたい」と心を一つにすることができました。
このイベントが多くの人にとってゴールデンウィークの良い思い出となるとともに、児童虐待について自分の問題として考えたり、調べたりする機会になることを心より祈ります。]



そして来年の4月29日にも同じチャレンジをするとのこと!
次回にはみんなで記録を破ることができればいいですね。