JR姫路駅・ビエラ姫路におととし10月1日、兵庫県の地酒を
集めた日本酒ショットバー「試(こころみ)」(姫路市南駅前町、
TEL 079-280-6172)がオープンした。
兵庫県内の蔵元が製造する日本酒のみを提供する同店。
若い年齢層をターゲットに「気軽に飲み比べて地元の日本酒
の魅力を知ってもらおう」と市内で酒類・食品卸を展開する
「光明兼光本店」(飾磨区構)が企画。県内の蔵元を巡り、
夫婦で営む小規模の蔵元などを含む62の蔵元約250種の
地酒を集めた。
店舗面積は約10坪。立ち飲みスタイルで、オーダーは
カウンターに設けたタッチパネル式の端末で行う。
「地域」「蔵元」「銘柄」「味わい」「アルコール度数」など
さまざまなカテゴリーから選ぶことができるのが特徴。
価格は100円~600円。1杯ごとに内容を表示した紹介
カードが付くほか、会員登録すると飲んだメニューを携帯
電話で管理することもできる。フードメニューは、枝豆、豆腐、
「エビサラダ」「柿ピー」「たこわさ」「焼きイカ」(以上100円)など。
「想像していたよりも多くの方が来店されており、忙しい状態が
続いている」と村上光夫店長。「いろいろ飲み比べてお気に入り
の日本酒を発見してもらえれば」とも。(姫路経済新聞)
営業時間は12時~20時。月曜定休。
灘菊酒造のある場所は官兵衛の筆頭家老として大活躍した
栗山善助 (後の栗山備前守利安)の生誕地といわれている。
古事記と前後して奈良時代に編纂された「播磨風土記」に、
「神に供えた糧が枯れて、かびが生じた」ため「すなわち酒を
醸さしむ」とあるのが、米を原料とした酒に関する最も明らかな
記述とされています。