「線香の 代わりにたてし 素麺や」   作 梅ガム    思い立った冬の吉日に・・


 今年は4月20日と21日に、新藤義孝総務相、麻生太郎(副総理兼)財務相、古屋圭司拉致問題担当相が靖国神社に参拝した。


 特に麻生財務相は安倍政権のナンバー2だ。参拝したことの影響力は大変に大きい。3人が靖国神社を参拝した後に韓国が不快感を示し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相の訪日が取りやめになったが、安倍晋三首相と朴槿恵大統領の就任後初の閣僚レベルの会合だったはずだ。外相とは、北朝鮮の挑発的な言動を受けて、米国の同盟国である日韓両国でこの協力関係を話し合うはずだった。中国からも大変に厳しいメッセージが寄せられた。


参院予算委員会で民主党の徳永エリ氏の質問に答える安倍晋三首相=24日午後、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)


「皆さん自身の立場と責任を越えたナショナリスト的な見解があって、


 そのことが、外交上の利益を損なわせたのではないかということで、大変懸念している。麻生財務相は昨日の記者会見で『外交には影響はない』と言った。昨日、尖閣諸島沖で中国の工船が領海侵犯したが、最多の8隻だ。参拝の影響ではないか。既に外交に影響が出ていると思うがどうか」


「世界中で、祖国のために尊い命を投げ出した人たちに対し、政府が最高の栄誉を持ってこれを敬するということを禁じている国などない。われわれはそれに従って、4月、10月、春・秋の大祭なので、


私は昭和27年4月28日、(サンフランシスコ)講話条約が発布した日に祖父に連れられて靖国神社に行った。『今日は日本が独立した日だから』と。学校を早引けして一緒に連れて行かれた。


早退して連れて行かれて参拝したのが、最初の私が靖国神社に行った記憶だ。


少なくとも過去、成人してからずっと毎年、なんらかの形で、特に4月、10月の例大祭には参ってきているし、国民として当然の務めだ。


私は基本的にそう認識している」


とはいえ調整やタイミングがある。手を合わせる気持ちがあれば、どこでも手を合わせることができる。領海侵犯というアクションを起こさせたこと自体が問題だ。特に古屋拉致担当相は本殿に上がって参拝した。しかも『国務大臣 古屋圭司』として参拝した。私的な参拝ではないと記者に言っている。韓国や中国と協力して拉致問題を解決しなければならない立場の古屋担当相が国益より自分の思いを優先するのは、よいのか?


古屋氏「ちょっと間違っている部分があるので、私から指摘する。私は昇殿に上がって参拝した。その時に『国務大臣 古屋圭司』と署名した。私は今、現に国務大臣を務めているので、そういう肩書である。今までもそういうことをしている。かつても、そういう例も沢山あるので、そういう立場で入った。それからもちろん、


玉串料は私費で払っている。


私ども国会議員として国のために命をささげた英霊に対し哀悼の誠をささげる。これは当然のことだ。だからこそ、私は初当選から今まで22年になるが、春、秋、そして8月15日に参拝を欠かしたことはない。その一環として参拝している。一方で公務に影響があってはいけないので、私は公務が何もない日曜日の午前中に参拝をした。私としては、至極当たり前のことをしたと思っている」


参拝したことが公務に支障をきたしているとなっているようだ。古屋氏は4月11日の政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会に出席したか?


古屋氏「私は座長を務めているから当然、出席している」(産経ニュース)