“リアル断捨離”ビフォー&アフター
スッキリさせたい!という日経ウーマン読者7人が
話題の「断捨離」に挑戦。やましたさんのアドバイス
を受けた“ダンシャリアン”たちに驚きの変化が!
大学在学中に入門したヨガ道場で、心の執着を手放す行法哲学
「断行・捨行・離行」に出合う。その考えを基盤に、片付けを通した
自己探究のメソッド「断捨離」を提唱。現在は「断捨離セミナー」を
全国各地で開催
- 新・片づけ術 断捨離 (マガジンハウス文庫)/やました ひでこ
- ¥550
- Amazon.co.jp
1週間の断捨離後、男性への価値観が変化!?
「友人が、持ち物の8割を捨てた途端に彼氏ができて結婚したんです。
私も断捨離して、今付き合っている彼との結婚を目指します」というのは、
フリーランスでウエディングコーディネーターをしている片岡美佐子さん。
母と2人暮らしで、リビングなど共有スペースは整然としているものの、
5.5畳の自室はモノであふれている。
特に多いのが靴や化粧品が入っていた空箱や紙袋。部屋にはレンタル
用のドレスや資料など、仕事道具も混在している。断捨離中、やました
ひでこさんとの往復書簡で「空箱がもったいない=自分軸ではなく
モノ軸でとらえている」「似た服ばかり買ってしまう=自分を枠に
はめてしまっている」ことを指摘され、箱や服をかなり捨てられた。
「昔付き合っていた人の写真やラブレター、揚げ句には用意していた
婚姻届のコピーまで出てきて(笑)、全部シュレッダーにかけて
処分しました。案外、過去に執着していたのかもしれないですね」。
と言いつつ裁判に持ち込んで金品をゲットしようとしていたのか?
ゴミ袋18袋分と雑誌数十冊の断捨離に成功した。
「断捨離の直後、友人の結婚式で幼なじみと再会したら、男性への
価値観が変わった気がします」と心境の変化も。これまで「年上で頼り
がいがあり、安定した収入」の男性と付き合ってきた片岡さんだが、
断捨離を通して、付き合う相手も「楽しい、安心できる」関係がいい
と思うようになったという。
「持っているモノは自分自身の投影。断捨離はモノを捨てることで、
自分の“しこり”やコンプレックスに気付き、そこから自身を解放させる
トレーニングです。これで終わりではなく、さらに続けていってほしい
ですね」(やましたさん)