distance/揺蕩う慕情/20・リツヤとサクヤ-4 | 花の兎 雪の兎~オリジナルと2次元 2.5次元BL~

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日々のあれこれ、気ままに創作、なんでもありのブログかな?

いや・・・・・・・・・・・。
だけど・・・・・・・・・・・・・。
あの人はよく 自分のことを
『お兄さん』
と マオくんに 冗談交じりで言ってた、よな?
しかし・・・・・・・・・
あの人なら・・・・・・・・・なんで そんなことを?
「俺・・・・・・・・。早くちゃんとした医者になって・・・・・・・・・・。その人に恩返ししたいと伝えたよ。電話の向こうのその人は・・・・・・・・・思ってたより若そうでさ、甘い声してて・・・・・・・・・きっと 素敵な人なんだろうなぁ・・・・・・・・」
「あぁ・・・・・・・・・・・・」
あの人なら・・・・・・・・・お前だって ナナミがいても一目惚れするくらい素敵な人だ。
「本当・・・・・・・・・。嬉しすぎて・・・・・・・・・・・。相畑から自由になれた、て・・・・・・・・・リツヤにも伝えなきゃって・・・・・・・・」
「いや・・・・・・・・。よかったな、伝えてくれて嬉しいよ」
なぜか早く打ち出した鼓動。
溢れそうになる涙。
勘違いするな、俺。
あの人は
自由になりたくて 別れを切り出したんだぞ。
そんなこと・・・・・・・・・あるはずがない。
だいたい 俺を好きでいてくれたかだってアヤフヤなままだし・・・・・・・・。
付き合ってたという言葉も・・・・・・・・おかしいのかもしれないんだぞ。
俺の独りよがりの・・・・・・・想いだと言うほうが・・・・・・・・・正解に近いんだし。
『お兄さん』の一言で 自分勝手な解釈をする俺かおかしいんだ・・・・・・・・・。
「それと・・・・・・・・・・・」
サクヤが 言いづらそうに付け加えた。
「弁護士が言うにはな・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・うん? まだ なにか? いやな条件でも付けられたか?」
「いや、全然・・・・・・・・・違うよ」
「じゃ・・・・・・・・・・」
「リツヤ・・・・・・・・・・・・・・・」
「うん?」
「お前も自由・・・・・・・・・・・・なんだって」
・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!


         



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



う・・・・・・・・。
早く妄想スイッチを入れなければ・・・・・・終わっちゃうわ・・・・・・( ̄▽ ̄;)
ラストはどうなるでしょう・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・サイドBですからァァァァァ(^_^;)