永遠の中の穏やかな時間 5 | 花の兎 雪の兎~オリジナルと2次元 2.5次元BL~

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同じようにゆんも怖いのだ。

 

俺が ゆんへのこの想いがいつか変わると不安でたまらないのだ。

 

かつて 大輔と「マオ」とのことを猛反対していた彼は そのむかし 人間と恋をし 捨てられた。

 

生きる世界が違うから、と置いて行かれた。

 

それでも 「零」を説き伏せるほどに 大輔と「マオ」・・・京介の思いは強いのは認めたのに 自分のこととなると「永遠」を信じられないのだ。

 

滝口は ゆんの頭をなでると

 

 

「ばかだなぁ・・・・。俺はお前にずっと恋してんの。お前がいなくなる時は 俺がこの世界からいなくなる時だから・・・人間の時間に計算して 60・・・んーーー、70年はあるな」

 

「それは・・・長いのか?」

 

 

「俺が皺皺の「おじいちゃん」になっても傍にいてくれるならね」

 

 

ゆんは年を取らない。

 

古の世も未来もこの姿のまま。

 

人間の自分は歳を重ね 姿を変えてしまう。

 

 

「・・・・・なにを言う。「魂」は変わらない。「器」を好きになったと思っているのか?」

 

「・・・・・好き・・・か。あんまり言ってくれないから嬉しいよ」