いきなりの告白に ユンは固まり マオ先生のグラスの貴重な日本酒が溢れそうになって「おいっ、ユンっっ、酒っっ」と俺は慌てた。
「あ、溢れるとこだった・・・。てか・・・」
「その・・・、心構えとか・・・、そろそろかな、と思って・・・」
「はーーーーーっっ? 俺たちより出会ってから長いよね? ずっとふたりとも一筋だよね? まだそんなのでウロウロしてるって・・・ダイスケ・・・、ヘタレすぎ・・・」
たしかに・・・と俺も頷いてしまう。
「ダ・・・、ダイスケさんのことを悪く言わないで。僕を大事にしてくれてるの」
「それでも・・・ネタだと思ってたんだよ。いや、寝てはないな、じゃなくて ネタかと・・・」
「・・・・・手・・・は繋ぐよ」
「・・・・・キスは?」
「・・・・2回・・・。だから・・・その・・・・どういうのかなぁ・・・て 考えたらわかんなくなって・・・」
「・・・・・・2回って・・・たった? 何年経ってると思うの。結婚前提なんだろう?」