コンプレックスのこと。

朝、次男に言われて考えてた。
コンプレックスに向き合うって、
大事なことだと思う。

克服まで出来なくても、
認識しておくって大切。
認識するって、
自分のコンプレックスを
認める事にもなるから、
しんどいのかもしれない。
でも知っておけば、
その時に対処出来たりするのかも。
過剰に、
「私は気にしてない!」を
アピールしなくて済むから。

思い起こせば、
前に書いた気がするが、
昔の男の上司で
学歴を気にする人がいた。
正社員のときの上司。
そして誰一人として、
私は○○大卒だよ!とか、
○○大ではさぁ〜なんて、
話したこともない。
忙しかったし、女性ばかりで
サバサバしていたのか、
誰も誰がどこの大学出てるなんて
気にしていない。聞かれもしない。

なのに、
その上司は自らの学歴を話し、
「仕事に学歴は関係ないから」と
何の脈絡も無しに言ってくる。
「早稲田出身は使えない」とか
「良い大学出てもねぇ」とか
しつこいようだが、
大学と仕事を絡めてるのは、
その男上司だけだ。笑

たまたま先輩同士が、
同じ大学だったりすると、
男上司は、
「私は学歴なんか気にしてない」と
言ってくる。聞いてないから。笑

当時、大学を卒業して、
すでに20年近く経っているのに
言っていた。
最近、先輩が男上司と会ったら、
未だに言っていたらしい。
「学歴なんか気にしてない」
何回も言うが、誰も聞いてない。
勝手に自分から予防線を
引き始めるのだ。

話を戻すと、
その男上司のコンプレックスは、
紛れもなく学歴だ。
きっと自分でも
コンプレックスだと気がついては
いるはずだ。
「学歴は関係ない、
気にしてない」と、
ポジティブ発言をして、
正当化させようとしているが
実際は何ら克服もしてないし、
ただ目を背けているだけだ。
認めてしまったほうが、
もう少し対処が上手かったはず。

だっていちいち、
自分より学歴が上であろう人に、
自分から言ってしまうんだから。
「私は気にしてない」なんて、
よく考えたら言う必要ない。

私も日本語がコンプレックス。
友人じゃない日本人に囲まれたら、
やっぱり、ウッと構えてしまう。
あぁ、だからつい、
私は帰国子女だから〜、
私は日本語が不得意だから〜、
と聞かれてもないのに、
たしかに言っちゃってるや。(笑)
ちょっと違うかもしれないけど。

コンプレックスは、
誰にもあって当たり前。
無いのはおかしいと思う。
だけど、そのコンプレックスと
どう付き合うかだよね。
あまりにも過剰な反応は、
みっともないし、
コンプレックスに、
ずっと縛られてるのもバカバカしい。
見ないようにしたら、
他人へ向けられちゃう。
妬み僻みみたいなね。
克服は出来るか分からないけど、
薄れる努力が必要なのかもね。

自分と上手な付き合い方を、
考えてみたいと思う。